昭和の日に相応しいニュースが飛び込んで来た。

 

猛虎タイガー・ジェット・シンが春の叙勲で旭日双光章を受章した。

 

シンさんは「日本の全てのプロレスファンに与えられた栄誉だ」という嬉しいコメントを語ったという。

 

シンさんは新日本プロレスでアントニオ猪木と血の抗争を繰り広げていた時から青年実業家だった。

 

叙勲のインタビューで「猪木が一番強かった」と貴重な発言があり、猪木戦のあとは数週間体のダメージが残ったというから、壮絶な死闘だったのだろう。

 

シンさんは金儲けの商売ではなく、得たお金を社会に還元するというのが信条の素晴らしい実業家だ。

 

カナダでも日本でも長年にわたり各地で慈善事業を展開してきた。

 

昔からそのことを知っていたので、今回の叙勲は本当に嬉しい。

 

夕方のニュースでは、キャスターの中にプロレスに詳しい人がいなかったのが残念で、いまいちポカーン的な空気もあった。

 

プロレス自体に興味がなく、ましてやタイガー・ジェット・シンと聞いてもすぐにピント来るのは昭和世代だろうから、若いキャスターではポカンも仕方ないか。

 

古舘伊知郎アナでもいれば喋り倒すと思う。力説して止まらないだろう。

 

「得たお金を社会に還元する」

 

これは本当に見習いたい姿勢だ。

 

令和の時代に昭和の大ヒールのニュース。

 

きょうは昭和の日。いいニュースは嬉しい。