2007年1.4東京ドームで行われた三冠ヘビー級選手権試合。
王者・鈴木みのるVS挑戦者・永田裕志。レスラーになる前からの因縁の対決だ。
裁くレフェリーは和田京平。
新日本プロレスの東京ドームにも「キョーヘー!」の大合唱が響いた。
ゴングと同時に永田が突進してフロントキック! 鈴木がエルボー連打!
エルボー合戦、張り手合戦。
永田がローキック連打、エルボー連打!
ロープ際。ブレイクと命じられても永田がエルボーを連打するが、鈴木がロープを利しての三角絞め!
放送席は「うまい」と感心しているがこれは反則だ。
永田は右腕を痛めたか。場外乱闘。鈴木が永田の後頭部を鉄柱にぶつけた。
これは危険な行為だ。ダウンする永田。鈴木が額に思い切りイスを叩きつけた!
永田が大流血。鈴木はリングに上がり不敵な笑み。
エプロンに立った永田。鈴木が激走して「ナーガーター!」と叫びながらフロントキック!
永田が場外に転落。再び場外乱闘。
鈴木がイスを持つが和田京平が体を張ってイスを取り上げようとする。
永田がイスごと蹴って鈴木を吹っ飛ばした。怒りの永田が背中にキック!
5分経過。
永田が場外でブレーンバスター! マットが敷いていないところに脳天から落とした!
鈴木も大流血。永田が鈴木をリングに投げ入れた。
反撃開始か。永田がミドルキック連打からハイキック!
鈴木をコーナーに飛ばして永田が激走し、顔面にフロントキック!
もう一度コーナーに飛ばそうとした永田だが、鈴木がバックに回ってスリーパーホールド!
しかし腕をつかんだ永田がアームブリーカー! 鈴木が右腕を押さえて苦悶の表情。
その右腕に永田がキック連打! 腕を取って必殺腕固め! 永田が白目になった。
鈴木苦しい。何とかロープに脚をかけるが永田が外さない。
和田京平が「1、2、3」
永田が背中にキック! 胸板にキック!
鈴木をコーナーに追い込んで永田がミドルキック、顔面にフロントキック、ミドルキック、フロントキック!
バックを取った永田がバックドロップを放ったが鈴木がうまく体を浴びせた。
鈴木が激走して顔面ニー! 入った。
10分経過。
ヘッドバット合戦、張り手合戦。
鈴木がボディにニーを叩き込み、ジャンピングパイルドライバー!
カバーに入るがカウントツウで永田が返す。
鈴木が卍固め! 永田が脚を外してすくい投げ!
永田コールと鈴木コールが交錯する。
張り手合戦。永田が鈴木の脚を取ってコーナーに押し込み顔面にジャスティスニー!
永田が垂直落下式ブレーンバスター! さらにデンジャラスバックドロップ!
フォールしない永田。立てない鈴木を無理やり起こそうとする。キラー永田に変身したか。
15分経過。
永田が強烈なミドルキック! カバーの体勢。カウントワンで鈴木が返した。
鈴木が左右の張り手張り手張り手張り手張り手! 永田が背中にパンチ!
片膝をつく鈴木に永田が禁断の顔面キック! 入った。
永田がバックを取ってバックドロップホールドを狙ったが鈴木が顔面ニー!
「テメー!」と永田がキックを放とうするがよけた鈴木がスリーパーホールド!
そのまま必殺逆落としからのスリーパーホールド! 永田苦しいか。
永田が立ち上がった。腕を取ってアームブリーカーを狙うが、力が入らない。
顔面蒼白の永田が崩れ落ちる。目が危ない。
白目を剥いている。和田京平が止めた。レフェリーストップで鈴木が2回目の防衛に成功した。
永田と鈴木の因縁はこのあとも長い間続くことになる。