大晦日にPRIDE男祭り2006がさいたまスーパーアリーナで開催された。

 

田村潔司はミノワマンをサッカーボールキックでKOした。

 

藤田和之はエルダリ・クルタニーゼに右アッパーからのパウンドで勝利。

 

吉田秀彦はジェームス・トンプソンと激突。

 

吉田は柔道着を着ていない。トンプソンはものすごい体。太い腕。見事にビルドアップされた肉体を誇る。

 

ゴングと同時にトンプソンが突進したが吉田がボディにニーで迎撃!

 

早くも組んだ吉田が脚を掛けて鮮やかな投げ! 

 

世界の投げ技で上になった吉田が腕をつかんでアームロックを狙う。

 

吉田が腕十字固め! 秒殺か。

 

しかしトンプソンが強引に持ち上げて、落とし、上からパンチ!

 

今度は吉田が脚を取ってアキレス腱固め! トンプソンのパンチが吉田の顔面に届いてしまう。

 

吉田が足首を極めるが、抜けた。

 

立って打ち合いになる。吉田が左右のフック連打! 顔面に入っている。どよめきが起こる。

 

吉田が果敢に左右のパンチを連打するが、トンプソンの顔面に入っている。打撃技で勝つか。

 

コーナーで組む。トンプソンが投げを打とうとするが、さすがに無理。

 

殴り合う両雄。吉田がパンチ連打で勝っている。相当練習してきたか。

 

吉田が左ミドルキック! トンプソンがローキック! 吉田が顔面パンチ! トンプソンが顎にアッパー!

 

レフェリーが中断。吉田のマウスピースが飛んだ。口に入れて再開。

 

吉田が投げ倒して上になり、肩固めを狙う。今度は腕をつかみアームロック!

 

力で跳ね返して上になるトンプソンだが吉田は腕を放さない。

 

諦めないトンプソンが吉田の脳天にニー、ニー連打!

 

アームロックが外れるとトンプソンが鋭いタックルからロープ際まで押し込み、左右のフック連打、顔面パンチ連打!

 

吉田がダウンするとトンプソンが顔面踏みつけ! 危ない。

 

トンプソンが猛然と上からパンチ連打! 吉田が足首を極めるがトンプソンも足首を極める。

 

吉田がロープをつかんでいる。苦しいのか。

 

外れた。吉田が寝技に持ち込む。離れて立った。

 

トンプソンが襲いかかる。パンチ連打で吉田がロープの外側まで吹っ飛びエプロンでダウン。

 

打撃ではやはりトンプソンか。吉田の顔面に顎に何発も何発もパンチが入っている。

 

耐える吉田。トンプソンがボディにニー! 顎にアッパー! 吉田苦しい。

 

トンプソンが休まず顎にアッパー! 顔面にニー! 左右のフック連打、ワンツー! 首相撲の体勢から顔面にニー!

 

諦めない吉田が首投げを狙うがトンプソンが顔面パンチ!

 

吉田の動きが止まった。防戦一方。トンプソンが顔面パンチ、顔面ニー!

 

ダウンした吉田にトンプソンがサイドポジションから顔面パンチ連打!

 

マウントを奪ったトンプソンが左右のフックフックフック! タオルが投入された。

 

1R7分50秒。トンプソンの逆転勝利だ。

 

吉田は強気な性格が仇となり、打撃で倒そうとしたのが敗因か。

 

放送席の高田延彦も、あまり打撃にこだわらずに寝技で攻めたほうがいいと言っていたが、懸念が的中してしまった。

 

藤田和之に打撃で完敗したトンプソンにとって、この1勝は大きい。

 

それにしてもPRIDEはスリリングでエキサイティングだ。

 

格闘技はせんべいかじりながら見られたら終わり。

 

プロレスも、ながら見しようとした人を釘付けにする、瞬き禁止のファイトが求められる。