2006年5月5日、大阪ドームで開催されたPRIDE無差別級グランプリ開幕戦。
藤田和之がPRIDEのリングに久々の登場。
対戦相手はジェームス・トンプソン。
トンプソンは暴走ダンプカーのごとくゴングと同時に突進し、猛然とパンチ攻撃で相手を撃破してしまう強豪ファイターだ。
相手にとって不足なし。
ゴングが鳴ったが、トンプソンは突進しない。藤田は侮れない相手と認めているようだ。
藤田が何度も低空の高速タックルをするが、トンプソンは全て切る。研究してきたか。
トンプソンがパンチ連打からボディににニー連打! 藤田をコーナーに追い込み脚にもニー連打!
攻めまくるトンプソン。ボディにニー連打、ボディブロー、フックが藤田の顎に当たっている。危ないか。
藤田がタックルするが、切ったトンプソンが左右のパンチ、ボディブロー連打!
藤田も負けていない。互いに殴り合う、殴り合う!
トンプソンのローキックが効いているか。トンプソンが左右のパンチとローキックのコンビネーションで攻める。
何度もローキックを打つトンプソン。冷静だ。いつもよりも慎重だ。
藤田もタックルをやめて打撃で勝負する。トンプソンが左右のフック!
殴り合う、殴り合う、トンプソンがローキック!
5分経過。
トンプソンが左右のパンチ、ニー連打! 藤田がショートアッパー連打!
トンプソンがフック、ニー! 藤田もパンチを繰り出し、殴り合う!
壮絶な殴り合い。トンプソンのニーが効いているか。
しかしタフガイ藤田。かなりトンプソンの打撃が入っているのに耐える。
トンプソンがアッパー、ニーニーニー連打、顎にもニー! 危ない。
藤田がショートアッパー! 手数ではトンプソンが上回っている。
藤田がショートアッパー連打、さらに左右のフック!
トンプソンがニー! 藤田がショートアッパー連打!
凄い打撃戦になった。
トンプソンが藤田を倒して上になり、上からパンチ連打!
藤田が苦悶の表情。トンプソンが上からパンチ、顔面にニー、ニー、パンチ連打!
苦しいか藤田。防戦一方。藤田が出血している。
トンプソンがギロチンチョーク! 上からパンチ連打!
トンプソンが立つ体勢になると、一瞬の隙を見て藤田がブレイク。
藤田がショートアッパー連打、左右のフック連打!
血かカメラに飛んだがどちらの流血か。
藤田がショートアッパー連打連打連打!
トンプソンはダメージを負ったか、それともスタミナ切れか、動きが鈍いしパンチが弱く見える。
藤田がショートアッパー連打、左右のフック!
藤田が猛然と左右のフック連打、ショートアッパー連打、左右のフック、右! 左!
トンプソン苦しいか。藤田が左右のフック連打、ショートアッパー連打、フック連打、トンプソンの顎に強烈な右フック!
崩れるような危ない倒れ方をしたトンプソンを見て、レフェリーがすぐに止めた。
レフェリーストップ。1R8分25秒、藤田激勝!
藤田強い。大歓声が巻き起こる。
ほかには、マーク・ハントが高阪剛をTKOで破り、ミルコ・クロコップが美農輪育久をTKOで撃破。
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは哀しみの肉弾魔人ズールと激突。
1R2分17秒、ノゲイラが腕十字固めでズールを破った。
吉田秀彦は西島洋介を三角絞めで破る。
そして「俺は新日本プロレスだ!」と言い切るプロレスLOVE旺盛なジョシュ・バーネットは、ヒョードルの弟、エメリヤーエンコ・アレキサンダーと対戦。
1R1分57秒、バーネットがV1アームロックで勝利した。
2回戦に進出したのは、ファブリシオ・ヴェウドゥム、マーク・ハント、ジョシュ・バーネット、藤田和之、ミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、吉田秀彦だの7人だ。
PRIDEはやはり刺激的で過激で面白い。