2006年1.4東京ドーム第8試合30分1本勝負。

 

棚橋弘至VS柴田勝頼。

 

プロレスルールだが異種格闘技戦のような緊迫感がある。

 

太陽の天才児・新日本プロレスの若きエース・棚橋弘至。

 

リアル新日本プロレス・喧嘩ストロングスタイルの柴田勝頼。

 

ゴングと同時に柴田が顔面に左右の張り手張り手張り手張り手張り手連打!

 

柴田がローキック、頭部にハイキック! 入った。棚橋ダウン。柴田がストンピング連打!

 

止める田山レフェリーを突き飛ばし、柴田が背中にキック、キック、キック連打で棚橋が場外に転落。

 

早くも喧嘩殺法だ。

 

リングに上がった棚橋に柴田がミドルキック、左右のミドルキックからハイキック! ミドルキック連打!

 

脚を取った棚橋だが柴田が顔面に張り手張り手張り手! それでも棚橋がドラゴンスクリュー!

 

怒りの棚橋がエルボー、ドロップキック!

 

棚橋がエルボー連打! 柴田もエルボー連打! エルボー合戦。柴田が痛烈な張り手! 棚橋ダウン。

 

ダウンしている棚橋の顔面を蹴り上げた! 場内騒然。柴田が後頭部を踏みつける!

 

柴田が顔面にキックキックキックキックキック、ミドルキック!

 

棚橋がエルボー連打! 柴田と棚橋が喧嘩腰に互いの髪をつかんで睨み合う。

 

柴田がボディブロー! 棚橋をコーナーに叩きつけてエルボー連打からミドルキック、ミドルキック、ハイキック、ハイキック!

 

棚橋がコーナーでダウン。苦悶の表情だ。

 

柴田が助走をつけて顔面にドロップキック!

 

棚橋をコーナーに飛ばして突進する柴田に棚橋がカウンターのエルボー!

 

コーナーに飛び乗った棚橋がフライングボディアタックを狙うが柴田がボディに膝!

 

鳩尾に入ったか、棚橋がダウン。これはきつい。エプロンにエスケープ。

 

エプロンに立った棚橋に柴田が顔面キック! 棚橋が場外に転落。

 

リングに戻った棚橋。柴田がロープに飛ぶが棚橋がフライングエルボー!

 

さらにジャンピングエルボードロップは柴田がよけた。

 

柴田が背中にキック! 前からPK! カバーに入るがカウントツウ。

 

柴田がスリーパーホールド! 棚橋苦しい。

 

5分経過。

 

柴田が容赦なく顔面を蹴り上げた! バックを取ってデンジャラスバックドロップ!

 

危ない急角度だ。カバーの体勢。カウントツウで棚橋が返した。

 

柴田がスリーパーホールド! 棚橋が苦悶の表情。柴田がドラゴンスリーパー!

 

柴田がロープに飛んでPK・・・脚を取った棚橋がバックを取ってジャーマンスープレックス!

 

棚橋がコーナーポスト最上段からミサイルキック! さらにドロップキック! スープレックス!

 

柴田が強烈な張り手! 棚橋も張り返す! 張り手合戦。棚橋が延髄斬り! しかし柴田が背中にキック!

 

柴田がエルボー! 棚橋が延髄斬り! バックを取ってジャーマンスープレックスホールド!

 

カウントツウで柴田が返す。

 

棚橋がフルネルソン。柴田がロープをつかむ。

 

柴田がエルボー、張り手をかわした棚橋がスリーパーホールドからドラゴンスリーパー!

 

苦悶の表情の柴田だが、切り返してフロントスリーパー!

 

棚橋苦しい。柴田がロープに飛んでPK! カバーの体勢。カウントツウで棚橋が返した。

 

柴田が顔面キック! 倒れない棚橋がスリングブレイド!

 

棚橋がフルネルソン。柴田がロープをつかむ。柴田が頭部にハイキック! 嫌な音がした。

 

カバーの体勢。カウントツウで棚橋が返す。

 

10分経過。

 

柴田がミドルキック、ミドルキック、ミドルキック、ローキック、ミドルキック、ボディにバックキック!

 

耐える棚橋。柴田がボディに膝蹴り! 顔面キック! ハイキック、ローキック、ハイキック!

 

まだ行く柴田。ミドルキック、フロントキック、ボディを蹴り上げる! 棚橋ダウン。

 

柴田は狙っているか。四つん這いの棚橋の顔面を蹴り上げた!  

 

柴田が頭部にハイキック! ミドルキック! 頭部にハイキック! カバーに入りカウントスリー!

 

柴田激勝! 

 

壮絶な一騎打ちは柴田に軍配が上がった。

 

相手が仕掛けて来たなら「やる」という考えのレスラーならセメントになっていた試合だが、棚橋は最後までプロレス技で対抗し、見事な好勝負となった。

 

あとでわかったことだが、柴田は前田日明から「シュート指令」を受けていた。

 

試合後、前田は「なぜやらなかった?」と柴田に詰問。

 

前田にとってこれはシュートではない。この過激さでも足りないとは恐ろしい。

 

実際、セメントになったら試合が成立しないので、柴田もギリギリの線まで攻めたが、一線を越えることはなかった。