2005年8月14日、G1クライマックス決勝の前、セミファイナルに面白い6人タッグマッチが組まれた。
永田裕志、中西学、ケンドー・カシンVS天山広吉、吉江豊、棚橋弘至。
6人が目まぐるしく入れ替わる。
永田が棚橋にエクスプロイダー! 棚橋が永田にドラゴンスクリュー!
永田が棚橋にミドルキックからの腕十字固め!
中西が棚橋の左腕に手刀!
カシンが棚橋にローリングクレイドル、ローリングクレイドル、ローリングクレイドル・・・まだ回る、回る、ローリングクレイドル、ローリングクレイドル、まだ止まらない、ローリングクレイドル、いつまで回す気か?
ローリングクレイドル、ローリングクレイドル18回転でフォールの体勢。カウントツウで棚橋が返す。
カシンは何を血迷ったのか、田山レフェリーにもローリングクレイドル!
田山は何が起きたかわからないという表情で場外にエスケープし、呆然とする。
カシンワールド全開だ。
天山が中西にモンゴリアンチョップ、フライングラリアット、フライングニールキック!
中西が天山の喉に逆水平チョップ連打! これはきつい。
中西がロープに飛ぶと天山が捕まえて持ち上げてマットに叩き落とし、アナコンダバイス!
カシンがカットに入るが、なぜか中西にストンピング!
普通は天山を蹴るが、中西を蹴ってカットするカシン。
コーナーに戻ったカシンに、永田が「ダメだよ、そういうことしちゃ」と注意する。
吉江が中西にラリアット! 中西が吉江に水車落とし!
永田にタッチした中西が怖い顔でカシンに詰め寄る。「テメー何してんだ?」
「違う違う」というジェスチャーのカシン。何も違わない。
永田が吉江に顔面キック連打からエクスプロイダーを狙うが、吉江が永田をコーナーに追い込み、パンチを振り下ろし、助走をつけてヒップアタック!
吉江が永田をボディスラムで投げ、フライングボディプレス!
永田が3人に捕まった。
天山がラリアット! 棚橋がドロップキック! 吉江がフライングボディシザースドロップ! 天山がコーナーポスト最上段からダイビングヘッドバット!
まだ行く。吉江がフライングボディプレス! カバーに入るが中西がカット。
吉江が永田をボディスラムで投げ、コーナー最上段に上がるとカシンが吉江の脚をつかんだ。
中西が吉江にデッドリードライブをやろうとするが、なぜかカシンが脚を放さない。
怒った中西が「放せよ!」と怒鳴るがカシンは吉江の脚を放さない。「放せ!」と怒鳴る中西、放さないカシン。
中西がカシンをぶん殴り、吉江にデッドリードライブ!
永田が吉江に顔面キック、エクスプロイダー!
吉江の裏拳をよけた永田が大車輪キック! 入った。
永田が吉江にスリーパーホールド!
中西のラリアットと永田の延髄斬りのサンドイッチ攻撃で吉江がダウン。
天山が吉江に加勢する。場外ではカシンと棚橋がやり合っている。
永田が吉江に延髄斬り! バックを取ってバックドロップホールド! カウントスリー!
160キロを投げ切った。13分34秒。いろいろな意味で面白い試合だった。