2005年1.4東京ドームで行われた闘魂杯シングルマッチ30分1本勝負。

 

飯塚高史VS鈴木みのる。

 

静かな立ち上がり。リストの取り合い。グラウンドの攻防。鈴木がヘッドロック。飯塚がアームロック。

 

鈴木がボディにニー連打、フライングメイヤー、ストンピング!

 

不敵な笑みを浮かべた鈴木がフロントネックロック! 余裕の笑顔でボディにニー連打、張り手!

 

飯塚の張り手をよけて鈴木が張り手! 飯塚の張り手をかわして鈴木が張り手!

 

キレたか飯塚、エルボー、ドロップキック! 鈴木がエプロンでダウン。

 

怒りの飯塚が張り手を放つが、よけまくる笑顔の鈴木。激怒した飯塚がスリーパー!

 

エプロンから落ちて鈴木が場外でダウン。

 

リングに戻った鈴木に飯塚がストンピング連打! エルボー、背中にキック、コーナーに追い込んでエルボー連打!

 

レフェリーの制止を無視して飯塚がエルボーエルボーエルボーエルボーエルボー連打連打連打! キック連打!

 

飯塚がボディスラム!

 

5分経過。

 

飯塚がブリザードを狙うが鈴木が粘る。飯塚が顔面にキック!

 

飯塚がロープに飛ばしてドロップキックは不発。鈴木が背中にキック! ミドルキック連打!

 

鈴木が笑いながらボディにニー、張り手、スリーパー!

 

倒れ込んだ飯塚を踏みつける。ダウンしている飯塚の頭部に低空飛行のドロップキック!

 

鈴木がバックドロップからスリーパー! 飯塚が苦悶の表情。何とかロープに脚をかけた。

 

余裕の笑顔の鈴木がボディにニー、張り手! 飯塚も張り返す。張り手合戦だ。

 

飯塚がバックに回ってスリーパー! 鈴木がバックに回ってスリーパー! 飯塚がスリーパー! 鈴木が一本背負いで投げてスリーパー! 飯塚が一本背負いで投げてスリーパー!

 

スリーパー合戦だ。飯塚が胴絞めスリーパー! 鈴木が苦悶の表情。

 

ロープに逃れた鈴木に飯塚がスリーパーから逆落としを狙うが、鈴木が粘った。

 

怒り顔に変わった鈴木がスリーパーから逆落とし!

 

飯塚の頭部にストンピング! ロープに飛んで頭部にドロップキック!

 

立ち上がったがふらつく飯塚の背後から鈴木がスリーパー! 落ちたか。レフェリーストップ!

 

 

私はプロレスの仕組みを知り尽くしているわけではないが、こういう試合を観ると、レスラーは舐められたら終わりだと感じる。

 

絶対に舐められてはいけない。これはプロレスに限ったことではないだろう。

 

鈴木は終始余裕の笑顔で、どうやっても勝てるという感じの試合運びだ。

 

飯塚が怖くないのだろう。キレても大したことはないと思っているのだろう。

 

舐められたら反則負けになってもいいからやってしまうという考えは、セメントだから、やはり無理なのか?

 

新日本プロレスは入門時に「絶対にセメントは禁止」と指導されるらしい。

 

だから舐められてはいけない。プロレス界では「あいつはキレたら危ない」と思わせることが自分の身を守ることにも繋がる。

 

固有名詞を出すならば、藤田和之やキングハクに舐めたことは誰もしないだろう。

 

キレたら何をするかわからないというイメージは、プロレス界ではプラスに働く。