火曜日、テレビ朝日で「今年最も愛された昭和の名曲グランプリ」という番組が放送されていた。

 

「昭和の名曲」となると観たくなってしまい、結局最初から最後まで観てしまった。

 

郷愁というか、胸に響く名曲の数々に、青春時代が蘇り、イントロを聴いただけで泣きたくなる曲もあった。

 

 

春なのに、センチメンタルジャーニー、時をかける少女、サウスポー、UFO。

 

ピンクレディーが社会現象になるほど大ヒットを連発したのは、私が小学生の時だった。

 

同じ時代にもう一人、スーパースターがいた。山口百恵だ。

 

横須賀ストーリー、プレイバックPart2、いい日旅立ち。

 

80年代に入ると、アイドル黄金期に突入。何といっても松田聖子の人気は凄かった。

 

曲も本当に素晴らしく、連続ヒットを飛ばした。

 

青い珊瑚礁、チェリーブラッサム、風は秋色、赤いスイトピー。

 

番組ではしっかりワンコーラスを貴重映像で流してくれて、スタジオのトークも短めで良かった。

 

 

恋人がサンタクロース、クリスマス・イブ、悲しみにさよなら、ワインレッドの心。

 

安全地帯は私のカラオケの十八番で、よく歌っている。

 

番組では紹介されなかったが、安全地帯は、恋の予感、プルシアンブルーの肖像、碧い瞳のエリスなど名曲揃いだ。

 

 

曲がランキング形式でどんどん流れていく。

 

銀河鉄道999、リンダリンダ、ルビーの指輪。

 

寺尾聰のルビーの指輪は、ザ・ベストテンで12週連続1位という記録を達成し、最後まで抜かれることはなかった。

 

それまでは確か、クリスタルキングの大都会の8週連続1位が最高記録だったと記憶している。

 

クリキンの大都会も名曲だ。蜃気楼も大好きな歌で、心に染みる。

 

 

時の流れに身をまかせ、別れの予感、愛人、つぐない。

 

まだカラオケBOXがない時代、私のような歌好きはみんなスナックで歌っていたが、テレサテンはよく歌われていた。

 

特に私は「つぐない」が好きで、本当に胸に迫る名曲だと思う。

 

 

とんぼ、恋人よ、サボテンの花、Runner、喝采、あなた、CHA-CHA-CHA、魅せられて、聖母たちのララバイ、ライディーン、君に、胸キュン。

 

こんな昭和のヒット曲を連続で聴けて幸せだった。

 

 

みずいろの雨。八神純子の曲も大好きで、番組では紹介されなかったが、パープルタウン、Mrブルー~私の地球~も名曲だ。

 

 

ダンシング・オールナイト、シルエットロマンス、22歳の別れ、想い出がいっぱい、守ってあげたい、津軽海峡冬景色。

 

石川さゆりの「天城越え」と八代亜紀の「舟歌」は、たった一曲でその場の空気を一変させたシーンを何度か見た。

 

もはや歌唱力という言葉では足りない威力があるのだろう。

 

 

チャンピオン、冬の稲妻、昴、め組のひと、木枯らしに抱かれて。

 

小泉今日子は根っからのアイドルで、本当に魅力的な歌手だ。

 

 

少女A、スローモーション、2/1の神話、十戒(1984)、ミ・アモーレ、DESIRE-情熱-。

 

中森明菜はデビュー前のスター誕生から見ていたので、思い入れがある。

 

セカンドラブのような清純派の曲と、ツッパリキャラの歌と、両方の顔を見せていたのが凄い。

 

 

異邦人、なごり雪、いとしのエリー、レイニーブルー、ダンシング・ヒーロー、木綿のハンカチーフ、タッチ、時代、浪漫飛行。

 

全て書き切れないほど多くの曲が紹介されて、満足な夜だった。

 

「初恋」もたまらない。中学生の時、陸上部の女子に恋をした。

 

放課後、教室の窓から校庭で走る彼女を目で追っていた。歌詞と全く同じ経験をしていたので、「初恋」は本当に心に染みる。

 

そして、レベッカのフレンズ。これはもう少し大人になってからだが、好きな彼女が「フレンズ」を歌っていたので、イントロを聴いただけでギブアップしてしまう。

 

「フレンズ」はメロディも歌詞も素晴らしく、最高傑作だと思う。

 

 

「男性」「歌姫」「アイドル」の部門それぞれベスト15だから、もっと聴きたい昭和の名曲が紹介されていないが、それは仕方ない。

 

ベスト100でも紹介し切れないほど、昭和の名曲は無数にある。

 

沢田研二、西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎、布施明、さだまさし、中村雅俊、薬師丸ひろ子も多くの名曲がある。

 

私が一番好きな歌姫は本田美奈子だった。ライブも観に行った。熱烈大ファンだった。

 

本田美奈子はルックスも歌唱力もダンスも抜群で、最高のアーティストだ。

 

 

昭和というのは、スーパースターを生みやすい時代だったのだろうか。

 

美空ひばり、矢沢永吉、松任谷由実、サザンオールスターズ。

 

歌の世界以外でも、三船敏郎、高倉健、長嶋茂雄、王貞治、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、大鵬、北の湖、千代の富士。

 

やはり昭和というのは特別な時代で、今と比較するのは間違っているのかもしれない。

 

昭和の名曲を当時の貴重映像で振り返るという番組は、何回も何回も毎年放送されている。

 

それだけ求める人が多いのだろうと思う。