2003年3月9日、名古屋レインボーホールで行われたIWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本勝負。

 

王者チームはジュニア最強コンビともいうべき、金本浩二と獣神サンダーライガー。

 

きのうの敵はきょうの友。金本はIWGPジュニア・シングルとタッグの2冠だ。

 

挑戦者チームはAKIRAとヒート。

 

初防衛戦。最初は金本とAKIRA。いきなり喧嘩腰のエルボー合戦。金本が顔面ニー! ミドルキック連打、張り手、ミドルキック!

 

AKIRAがライガーにドロップキック! ライガーが場外に転落すると早くも4人入り乱れの場外乱闘。

 

リング上。ヒートがライガーをロープに飛ばしてドロップキック! ジャンピングニードロップ!

 

AKIRAがライガーにSTF! 金本がカットに入る。

 

ヒートがライガーの後頭部にハイキック! カバーに入るがカウントツウ。

 

AKIRAがライガーに足4の字固め! 金本がカットに入ってAKIRAを蹴りまくる。

 

5分経過。

 

ライガーがAKIRAに延髄斬り! 金本がAKIRAにミドルキック、張り手、逆水平チョップ、ミドルキック、ハイキック!

 

怒ったAKIRAが金本のボディにニー、ニー! 金本がハイキック! 入った。

 

AKIRAをコーナーに追い込み顔面にドロップキック! 

 

金本が顔面ウォッシュ、顔面ウォッシュ! ロープに飛ぶとAKIRAがカウンターのドロップキック!

 

ヒートが金本にドロップキック! コーナーに上がり、ライガーにミサイルキック!

 

ヒートが金本にミドルキック、ミドルキック、ミドルキック連打で攻めるが金本が脚を取ってドラゴンスクリュー!

 

金本がヒートの膝にピンポイントドロップキック! 

 

ライガーもヒートの膝にピンポイントドロップキック! さらにコーナーに固定してのピンポイントドロップキック!

 

ヒートをボディスラムで投げ、ライガーがコーナーポスト最上段からダイビングボディプレス!

 

決まった。カバーの体勢。カウントツウでヒートが返す。

 

AKIRAがコーナー最上段からライガーにミサイルキック!

 

10分経過。

 

AKIRAがライガーにフライングラリアット! コーナーに上がるAKIRAにライガーが掌底!

 

コーナーから転落したAKIRA。ライガーが掌底!

 

AKIRAが延髄斬りを放つがライガーが腕でブロックし、ロープに飛んで掌底!

 

ライガーがブレーンバスターを狙うが、バックに回ったAKIRAが延髄斬り!

 

ダウンしたライガーに、AKIRAがコーナー最上段からムササビプレス! 

 

カバーに入るがカウントツウでライガーが返した。

 

ライガーがAKIRAにあびせ蹴り! 金本がAKIRAにバックキック、張り手、ニー連打!

 

金本がボディスラムで投げ、コーナーに上がってローリングセントーンはAKIRAがよけた。

 

ヒートがコーナー最上段から金本にミサイルキック! さらにドロップキック!

 

ヒートが金本にミドルキック! 頭部にフライングニールキック!

 

ライガーがヒートに掌底! しかしAKIRAがコーナー最上段からライガーにミサイルキック!

 

AKIRAが金本をボディスラムで投げ、コーナー最上段からムササビプレス!

 

15分経過。

 

大奮闘のAKIRAが、場外にいるライガーにトペスイシーダ!

 

リング上。AKIRAが金本を押さえ、ヒートがミドルキック、ミドルキック、頭部にハイキック! 入った。

 

AKIRAが金本に延髄斬り! ヒートが金本の顔面にドロップキック!

 

ヒートが金本にフィッシャーマンバスター! カウントツウでライガーがカット!

 

AKIRAがライガーを場外に放り投げる。ヒートがロープに飛ぶと金本がフロントスープレックス!

 

怒りの金本がヒートの顔面にハイキック! さらにAKIRAに顔面ニー!

 

コーナー最上段に上がった金本がAKIRAにムーンサルトプレス!

 

場外にエスケープしたAKIRAに、ライガーがコーナー最上段からダイビングボディアタック!

 

リング上では、勝負に出た金本がタイガースープレックスホールド!

 

カウント2.9でヒートが返した。「スリーだろ?」と焦り顔の金本。

 

場外ではライガーがAKIRAにDDT!

 

リング上。金本がファルコンアローを狙うが、バックに回ったヒートがスクールボーイで丸め込んだ。

 

カウント2.9で金本が返す。こういう技が危ない。

 

金本とヒートが同時にハイキックを打つが相打ち。

 

バックを取った金本がジャパニーズレッグロールクラッチを決めてカウントスリー!

 

乱戦を制したのは金本・ライガー組。見事、初防衛に成功した。

 

試合には敗れたがAKIRAとヒートの大奮戦も光った。

 

このような白熱した素晴らしい試合を続ければ、暗黒期とも呼べなくなる。

 

4人に贈られる拍手喝采。これぞ新日ジュニアという好勝負でファンを魅了した。