1997年2月9日、札幌中島体育センターのメインは、ジュニアヘビー級8冠選手権試合60分1本勝負。
王者・獣神サンダーライガーVS大谷晋二郎。
握手を交わす両雄。ものすごいロックアップで力比べ。唸り声を上げながら押し合う。
コーナーでもつれてすぐにブレイクしない。大谷が張り手、ローリングソバット!
ライガーがバックドロップ! ドラゴンスクリュー! 膝へのドロップキック!
ライガーがレッグロック、インディアンデスロック。
大谷が下からアームロック。ライガーが膝十字固め。
ライガーが大谷の脚にニードロップ連打、顔面キック!
大谷がローリングソバット、顔面キック! 大谷が張り手張り手張り手連打、キック、膝蹴り!
「テメー!」とライガーが張り手! 互いに喧嘩腰になる。大谷がエルボー連打! ライガーが左右の掌底連打、顔面膝蹴り!
5分経過。
ライガーがレッグロック。大谷が肘で顔を決めるフェイスロックでしごくしごくしごく!
大谷がアームロック、腕十字固め。ライガーがレッグロック、サーフボードストレッチ、腕十字固め。
10分経過。
大谷が張り手連打、ストンピング、顔面踏みつけ、顔面ウォッシュ、DDTのようなアームブリーカー!
今度は肩に叩きつける猪木流のアームブリーカー! 腕を押さえてダウンするライガーにストンピング、フライングメイヤー、チキンウィングフェイスロック。
ライガーが膝十字固め。大谷がアームロック、フェイスロック。ライガーがレッグロック、ボディに膝蹴り、掌底!
15分経過。
ライガーが掌底、あびせ蹴り! 場外に転落する大谷。ライガーがコーナーポスト最上段から場外へダイビングボディアタック!
ライガーが場外でパワーボム!
「どけこらあ!」とカメラマンに怒鳴るライガーだが、大谷がフェンスに叩きつけた!
大谷も場外でお返しのパワーボム!
リングに戻ると思った大谷が場外のライガーへトペコンヒーロー!
ライガーをリングに投げ入れ、エプロンに立った大谷がスワンダイブ式ドロップキック・・・をかわしたライガーがラ・マヒストラルに丸め込みカウントツウ。
大谷をコーナーに乗せてライガーが雪崩式フランケンシュタイナー・・・を大谷が回転エビ固めで返してカウントツウ。
ライガーがバックを取ってジャーマンスープレックスで投げたはずが、大谷が着地してフライングニールキック!
今度は大谷がバックを取ってジャーマンスープレックスホールド! カウントツウ。
大谷が突進するところをライガーがラリアット! 抱え上げてランニングライガーボム!
カバーの体勢。カウント2.9で大谷が返した。
20分経過の激闘。
ライガーがブレーンバスターで投げるがバックに回った大谷がジャーマンスープレックス!
エプロンからスワンダイブ式ドロップキック!
大谷がフルネルソン。ドラゴンスープレックスホールド! ライガーがカウントツウで返すと大谷が泣き顔。
ライガーが掌底! カバーに入りカウント2.9! 危ない。
勝負に出たか。ライガーがフィッシャーマンバスター! フィッシャーマンバスター2連発!
ライガーがブレーンバスターを狙うが大谷が体を浴びせた!
ライガーをコーナーに乗せるがライガーが大谷の顔面に掌底、ヘッドバット、エルボー!
しかし大谷がコーナーのライガーにヘッドバット連打から雪崩式フランケンシュタイナー!
エプロンに立った大谷がスワンダイブ式ニールキック! カバーに入るがカウントツウ。
25分経過。
大谷コールが起こるが、ライガーが掌底、掌底、掌底掌底掌底10連発!
ロープに飛んだライガーが掌底11発目! カバーの体勢。カウントスリー!
まさかの結末だ。
25分を超える熱闘。
しかしライガーは強かった。まだまだ新日ジュニア最強の座は誰にも渡さない。