1996年5月12日、後楽園ホールで行われた狼軍団対平成維震軍のタッグマッチ。

 

蝶野正洋、天山広吉VS越中詩郎、後藤達俊。

 

ゴングが鳴る前に蝶野と天山が越中と後藤に襲いかかる。

 

早くも場外乱闘。セコンドのヒロ斎藤が平然と越中に手を出している。

 

すると目には目とばかり、平成維震軍のセコンドも蝶野と天山と斎藤に襲いかかる。

 

果たして試合になるのか。

 

リング上では、越中が蝶野にジャンピングヒップアタック! 蝶野がロープに飛んでケンカキック!

 

蝶野が越中を場外に放り投げると、天山が越中をフェンスに叩きつける!

 

またもや斎藤が越中を羽交い絞めにして、天山がエプロンから越中にモンゴリアンチョップ!

 

越中をリングに投げ入れる。天山が越中に逆水平チョップ、モンゴリアンチョップ!

 

しかし越中が天山にドロップキック! 今度は天山を場外に放り投げ、平成維震軍のセコンドが天山にイス攻撃!

 

ルールはないのか?

 

後藤が天山にエルボー! 天山が後藤に逆水平チョップ、モンゴリアンチョップ! 

 

天山が後藤をフライングメイヤーで投げ、独特のホームの手刀!

 

再び場外乱闘。平気でセコンドも加わる大乱闘。試合に関係ない斎藤と小原道由がイスで派手にチャンバラ!

 

天山と越中、後藤と蝶野が場外でやり合う。ミスター高橋はカウントを数えない。

 

蝶野と後藤は通路の奥まで行って乱闘している。

 

越中が蝶野を羽交い絞めにして、後藤が通路を激走してのラリアット!

 

リング上で後藤が蝶野をイスで殴打! すぐにカバーの体勢。

 

高橋がカウントを数えて蝶野がツウで返す。イス攻撃は反則ではないのか?

 

ルールに厳格なミスター高橋はどこへ?

 

後藤がバックを取った。蝶野が粘る。天山が加勢に入る。

 

天山が後藤にヘッドバット! コーナーの越中にもチョップ! 

 

天山が後藤にフライングニールキック! カバーに入るがカウントツウ。

 

ダウンする後藤に天山がストンピング、顔面に膝蹴り、ヘッドバット連打! 後藤もヘッドバット!

 

天山が後藤にモンゴリアンチョップ、ストンピング! 蝶野が後藤の両脚を取って金的に体重を浴びせたヘッドバット!

 

後藤が苦悶の表情。金的攻撃は反則ではないのか?

 

10分経過。

 

越中が蝶野にジャンピングヒップアタック! 天山にもジャンピングヒップアタック!

 

後藤が天山にラリアット! 越中がコーナーポスト最上段から天山にダイビングニー!

 

後藤がバックを取った。天山に殺人バックドロップ! ついに火を噴いたが蝶野が後藤を場外に放り投げた。

 

越中が天山にパワーボム! 蝶野がキックでカット。

 

後藤が蝶野にラリアット! 蝶野が後藤にケンカキック!

 

後藤をロープに飛ばして蝶野がスライディングして脚をかけて倒し、天山が体重を浴びせたヘッドバット!

 

蝶野が後藤にSTF! 越中がキックでカット。

 

越中が蝶野にジャンピングヒップアタック! 後藤が蝶野にバックドロップを狙うが蝶野が金的キック!

 

観客席からヤジとブーイングが飛ぶ。「レフェリーちゃんとしろ!」

 

金的蹴りという悪質な反則攻撃を見て注意しないレフェリーに激怒するファン。

 

新日とUインターの殺気に満ちた格闘プロレスに酔いしれたファンは、バックを取られたら金的キックという行為が平然と行われる試合に我慢ができなくなった。

 

蝶野が後藤をコーナーに飛ばして天山がラリアット! 天山が後藤を飛ばして蝶野がケンカキック!

 

天山がコーナー最上段に上がると齋藤彰俊が天山にハイキック! 天山がコーナーから転落。

 

目には目を、金的攻撃には乱入?

 

後藤が蝶野にラリアット! そのままカバーに入り、カウントスリー!

 

大荒れの試合を制したのは越中と後藤だが、乱入に金的攻撃でもはやレスリングではない。

 

これでいいのか新日本プロレス!?