1995年10.9東京ドーム第2の闘いはシングルマッチ15分1本勝負。
大谷晋二郎VS山本健一。
山本は両拳を上げて臨戦態勢。
いきなり山本が張り手連打から膝蹴り連打！ ローキック、ローキック、ハイキック、ローキック、張り手、膝蹴り連打、ローキック！
大谷は両手を上げて防御しているが、山本がハイキック、ローキック、ミドルキック、張り手！
大谷がタックルして倒し、上になる。猪木流か、大谷が肘で顔をしごくフェイスロック！
山本がロープをつかんだ。
山本がローキック、張り手、膝蹴り連打！
大谷をコーナーに追い込み、ミドルキック、ハイキック、ハイキック、ローキック、ハイキック！
バックを取った大谷が何と山本を場外に放り投げた！ どよめきが起こる。
リング上。怒った山本がミドルキック、ハイキック、ミドルキック！
大谷がタックルして持ち上げて、叩き落として上になり、ボディにパンチ連打からギロチンチョーク！
大谷が顔面踏みつけ！ 顔面を踏みつける！ 顔面に後頭部にストンピングの嵐！
喧嘩殺法だ。大谷がダウンしている山本を場外に蹴落とす。
5分経過。
大谷が腕十字固め！ 山本が慌ててロープに脚をかける。
1秒と耐えられない関節技を繰り出すということはシュートか。
山本がローキック、ローキック、ハイキック、ハイキック、ハイキック、ハイキック顔面！
山本がバックを取ってジャーマンスープレックス！ すぐに腕十字固め！
大谷が慌ててロープに逃れる。効いている。
本気のプロレスだ。山本がローキック！ 大谷がローリングソバット！ 頭部に命中。
ふらつく山本に大谷がドロップキック！
大谷がバックを取ってフルネルソン。ドラゴンスープレックス！
山本立てない。大谷が髪をつかんで無理やり起こし、もう一度フルネルソン。
大谷がドラゴンスープレックス！
大谷が上になり、腕をつかんでアームロック！ 山本がギブアップ！
新日本プロレスが2連勝だ。
大谷がいかに新日道場でサブミッションの訓練をしているかがわかる。
UWFの源流は新日道場のセメント特訓だ。決して新しく編み出したものではない。
だから大谷はどれだけキックを浴びても一瞬で極められる自信があったのかもしれない。