1989年12月31日、モスクワ格闘技フェスティバル。
長州力VSビクトル・ザンギエフのシングルマッチ45分1本勝負が行われたが、日本とは立場が逆転し、ザンギエフに大声援が送られる。
ゴングが鳴った。ザンギエフがバックを取る。ロープブレイク。
長州がリストロック。きついのかザンギエフが苦悶の表情。長州が投げてアームロック。
ザンギエフが一本背負い! 大歓声が上がる。ザンギエフがアームロック。長州が投げてアームロック。
ザンギエフがブリッジにして起き上がり、ブレイク。
長州が脚を取って倒しトーホールド。ザンギエフが下から腕を決め、腕十字固め。長州が防御する。
ザンギエフが長州を抱えてフロントスープレックス! 頭から落とした。ザンギエフが長州の腕と首を決める。
長州がヘッドシザースで切り返すが、ザンギエフが技術で脱出。
長州がフライングヘッドシザースドロップ。しかしザンギエフの脚がロープにかかった。
ザンギエフが脚を取り、Wレッグロックからリーバスインディアンスデスロック。
長州の両脚を決めたままブリッジしたザンギエフが首を決める鎌固め。
この技では決まらないと思ったのか、ザンギエフが技を外した。
長州がキック、フライングメイヤー、ストンピング! ザンギエフが長州をコーナーに押し込むが、長州がエルボー!
ザンギエフがバックを取り、強引に持ち上げてジャーマンスープレックス!
ザンギエフが何とコーナーポスト最上段に上がり、ダイビングボディプレスはよけられて自爆。
長州が強烈なショルダータックル!
右腕を回した長州がロープに飛んでリキラリアット!
長州が豪快なブレーンバスターでザンギエフをマットに叩きつけた。長州がカバーの体勢。カウントスリー。
プロレスでは力の差は歴然だった。
余力を残して長州の完勝だ。いつでも勝てるが相手の技を受けて試合を成立させたという感じで、余裕すら感じた。
メインは、いよいよアントニオ猪木とショータ・チョチョシビリのドリームタッグだ。