大相撲初場所9日目、ついに大栄翔が初黒星。

 

強い勝ち方で8連勝した前頭筆頭の大栄翔だったが、9日目の宝富士戦は、始めから危なっかしい突き押し。案の定、宝富士のはたき込みに敗れた。

 

大栄翔は8勝1敗。それでも首位独走は変わらない。宝富士は5勝4敗。

 

大関・朝乃山は高安を寄り切りで破り、6勝3敗。まだまだ優勝争いから脱落はしていない。高安は5勝4敗。

 

大関・正代も玉鷲を押し出し、7勝2敗と2番手追走。玉鷲は5勝4敗。

 

大関・貴景勝は引き落としで遠藤に敗れ、2勝7敗と土俵際。かなり厳しい。遠藤は5勝4敗。

 

照ノ富士は竜電を寄り切り、6勝3敗。もちろん優勝争いを諦めていないが、大関復帰という大目標に一歩、一歩と近づいている。

 

竜電は3勝6敗。

 

1敗は大栄翔。2敗は正代。

 

3敗力士は10人。朝乃山、照ノ富士、阿武咲、明生、霧馬山、志摩ノ海、逸ノ城、豊山、琴ノ若、明瀬山。

 

 

我らが逸ノ城は好調で6勝3敗。逸ノ城は本当に不思議な力士だ。

 

勝つ時は鬼のように強いのに、負ける時は無気力相撲を違うほど土俵際で全く粘らないで簡単に出てしまう。

 

新入幕、まだまげを結わない長髪の時は、無敗の快進撃を続け、大関も下し、怪物・逸ノ城と呼ばれた。

 

すぐに大関に昇進するのではないかという勢いだったが、今は普通の巨漢力士になってしまった。

 

それでもファンは怪物復活を夢見て何度期待を裏切られても期待してしまう。

 

逸ノ城は期待を裏切っているつもりはない。ファンが勝手に期待して、勝手に裏切られたと頭に来ているだけだ。

 

それでも土俵際で全く粘らないで負ける姿を見ると怒りが込み上げてくる。

 

負けてもいいから粘ってほしい。

 

ここまで応援したのだから、逸ノ城が怪物に復活するその日まで、信じ続けて応援しようと思っている。

 

 

本日、10日目、注目の取り組みは。

 

翠富士対逸ノ城。大栄翔対北勝富士。隆の勝対照ノ富士。玉鷲対朝乃山。正代対遠藤。隠岐の海対貴景勝。