雑誌さわら

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好きなカレーや餃子や観劇や鑑賞、動物について…徒然なるままの雑記帳です。

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上映期間が短かったので行く時間が出来て良かったですUKチャートでトップを走り続けたロックバンドのドキュメンタリー。エイミーの制作スタッフも関わってると聞いてこれは観に行かねば
観に来た方々はオアシスのファンと思われる方が多く、上映後には若い男性が本に書いてあったとおりだよ!でも本人の声で聞くとまた違うし!と感動と興奮を抑えられない様子で友人にまくし立てていました。でも確かに、映画初っ端の場面から凄くかっこいいのです。まさにライブ前を高揚感のよう。
オアシスを初めて聴いたのは中学か高校かだった頃、ラジオのJwaveでは当時は洋楽ばかり。R&Bとか流行ってたかなぁ(定かでない記憶)唐突に耳をうつオアシスの曲は、美声でもない体重のかかった血の温もりや砂土の感触がする様な…それが凄くカッコ良かったのでした。ノエル、リアムの決別と共に解散。映画を観ると、いやいつ解散でもおかしくないじゃんと思うくらい危うくムチャクチャ。暴言・ドラッグ・ケンカetc.エイミーもそうでしたが、バンド結成時も有名になっても彼らは変わらない、驚くべき純粋さを持った人達です。純粋さは決して褒められるものではないのですが。同時にその純粋な悪ガキさに彼らの音楽が生まれ人々を熱狂させたのだと思います。リアムが何かにいつも怒っていると言っているシーンがあります。多くの怒り、不幸、渇望や理不尽…そういったモノを音楽に昇華する。演劇もそうですが、満たされていないからこそ生まれるという作品が、物が溢れている今はなかなか見られなくなった気がします。
オアシスが唯一無二と言われているのは彼ら兄弟の関係の濃さだと思います。唇にキスをし讃え合い乱闘を起こし罵り合う、愛とも憎しみとも違う、または全てが混在する濃さ。同じ生い立ちを共有しその怒りを熱に変えられる、お互いに知る者同士。だからこそ再結成は有り得ないという声もある様です。
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もし再結成をしても、それは少し別のものかもしれません。