(その25のつづき)
そして、めでたく?朝を迎えました。
以前、書かせて頂いたとおり、「フランスの朝食のお献立」は何処に行っても同じ?というものでした。
※当シリーズ(その15)で書かせてもらいましたので、詳細は割愛致します。

敢えてヒトコトだけ書かせていただくと(以前も書いたかもしれませんが)、コーヒーは美味しかったです。フランス人はいつも美味しいコーヒーをお飲みになってるんだろうなー、って思いました。

さて、この日(2013年7月11日)はこのホテルのあるサンタンシュルル・オムからトゥールへ向かう予定でした。距離はGoogle Map によると276キロと、フランスの道路網をもってすれば、単純に3時間も掛からない距離です。

ちなみに今、改めて振り返ってみると、私はフランスでトータル1000キロくらいは走ったことになるのですが、そこまで「1000キロも走った」っていう感覚は残っていないんですね、これが。。。それはフランスの道路網が凄く「走りやすく」整備されていて、且つフランス特有の地形(殆どフラットな地形)が幸いしているのでしょう。
勿論、パリとか大都会を走るのは、かなりのストレスがありましたが、それ以外はホントそこまで交通量が多いというわけではなく、それは走りやすかったですね。

さて、そのまま宿から直接トゥールに向かい、まずはホテルにチェックイン、その後、この日第12ステージのゴール地点でレース観戦、という「おぼろげながら」の予定を組んでいました。

朝食を済ませ、そのまま出発となるとさすがに時間が早過ぎたので、しばらく部屋でボーっとした後、ゆっくりと部屋の片付けをし、チェックアウトに向かいました。

店主(おばちゃん)にチェックアウトを告げると、フランス語で何やら売り込んで来られました。特にそれは「押し売り」というものではなく、不快な思いすることはありませんでした。
おばちゃんは、小さなボトルを出してきて、中身の液体をスプーンの中に注ぐと、「ちょっと試してみ」みたいな雰囲気を出してきました。

「うん?何これ?」と私
「カラメール」とおばちゃん
「うん?キャラメル?」と私
「そうそう、キャラメル」とおばちゃん
ここで初めて、やっと、このおばちゃんと完璧なコミュニケーションを取ることが出来、少しですが感動すら覚えたのを、今でも鮮明に覚えています。

そして、そのスプーンに注がれた「カラメール」を、私は口の中へ運びました。
独特のコクをもった甘さのある「カラメール」でした。美味しかったですが、購入、とまで行かなかったので、「ノーサンキュー」させて頂きました。
おばちゃんは「あ、そう」と特に感情を出さず、そのボトルと、私に手渡されたスプーンを引いていかれました。

おばちゃんにお礼を言ってら、お店の名刺を2枚手渡されました。
それがこれです↓
イメージ 1
(MacのPhoto Booth使ったら、撮った画像が逆になるんです、あしからずご了承願います)

私も律儀に1年半経った今も、大事に持っています。また出来ることなら、もう一度訪れたいと考えています。
宿の玄関を出ると、すでに私の車しかありませんでした。同じく宿泊されていた方々は出発してしまっていました。確か、9時を回っていたと記憶していますので、そりゃそうだわな、って変に納得しました。

さて、Sygicに目的地「トゥール」を設定し車を走らせました。たった一晩でここを去ってしまうのは少々寂しい気がしましたが、次の宿の予約もありましたのでそんなことは言ってられません。
順調に車を進められたか、と言うと、また例のアレに行く手を阻まれてしまいました。その先は、また後日書くことに致します。


今日はここまで、(その27)につづく