(その8のつづき)
さて、正解は「ハート」です!
大沢成二さんというカメラマンさんが偶然見つけたとか、タイトルもそのまま「屋久島」という写真集の巻末に同じ画像がありますので、興味のある方はご覧下さい。
さぁさぁ、というわけであと1.9km歩けば(登れば)「縄文杉」にたどり着く事が出来るところまでやってきたわけで、また気持ち新たに再出発したわけです。
標高差は約300m、これを1.9kmの距離で上がっていくわけですから、それなりにきついものがありました。
所要時間は1時間半、とE平さんからの言葉でしたが実際はもっと掛かっていたかもしれません。
もう、ここからはあまりネタになるようなものはありませんでした。
相変わらず、降り止まぬ雨、時折残酷なまでに我々の体にピシピシと当たり続けていました。
登山道ももう川のようになっています。靴の中は当然のことながらビチョビチョ、地面に足を着く度に「ビチャッ、ビチャッ」と音がする始末、、、出来るだけ靴が濡れないように水溜りを避けて歩くのも、とっくに限界を超えていました。「無駄な抵抗」という言葉一番言い得てました。


夫婦杉です。ウィルソン株と縄文杉の中ほどにあります。
かなり雨が降っていたのですが、これは撮っておこうと思い収めた一枚です。画像がボケていて残念でしたが、よーく見るとこれ凄いんですよ。だって並んで植わっている杉の片方の枝が隣の木に寄り添って、そのまま一緒になってるんですから。枝を包み込んでいるんです。もちろん、こんなの今まで見たことありませんでした。
総入れ歯(そういえば)、この近くに「簡易トイレ」がありましたね。
「あれ?こんなところにテントが?・・・いやいや、それにしては小さすぎるし」てな具合で、設営してありました。もちろん、「携帯トイレ」を持参が大前提のようです。(その中に「ウ○コ」を直に産み落としてはならない)
日帰りであれば、公衆トイレだけでも十分かと思いますが、1日以上山の中に居るのなら携帯トイレは必須なんでしょうね。
地道に歩を進めていくと、もうどれくらい歩いたでしょうか?なんとなく、周りの視界が開けてきたような気がしてきました。ということは?もうすぐ頂上?ゴールの縄文杉?
なんとなく、歓声のようなものも聞こえてきました。さらに歩を進めると、とうとうそれは我々の目の前に現れてくれました。





もう夢中でシャッターを切りました。そりゃ、これを見るためにナンボ早起きして、ナンボ歩いてきたと思うの?(笑)
何処からどない撮っても、やはり全部を一枚に収めるのは無理でした(当たり前ですよね)なんとか、このスケールを写真を見てくれる人に伝えたい、と頑張ってみましたが如何でしょうか?
とにかく、デカイ、デカすぎます。スケールが違いすぎます。もちろん、今までこんなの見たことありませんでした。
なんか、いろんな所に人間の「顔」のようなものがいっぱいある気がするのですが、気のせいですかね?

E平さんの奥さんに撮って頂きました。家族皆で撮ってもらった一枚。大切な一枚です。
ここで撮影するには順番コになっています。周りにはざっと30人くらい居ましたから。この時は少し雨が止んでくれた時だったかな?
とにかく、ここまで皆、元気に辿りつけたこと、特に子供たちは多少疲労感が見えたものの足取りもしっかりしていたので、それが凄く頼もしく見えました。と同時に「コイツら成長したなー」と思わずには居られませんでした。
もう、次から次へと人が上がってくるのであまり長居は出来ません。
とりあえず、目標は達成したので昼ご飯を食べることになりました。
ここから寸近くの休憩小屋に行ってみると予想通り「満席状態」でした。ちょっと待ってみたら場所は空いたかもしれませんが一人二人ならまだしも、われわれ9人の一行が食べ終わるには時間が掛かりそうでしたので、違う小屋に向かいました。
そりゃ、この雨の中で外でご飯を食べたい、と思う人なんて稀でしょうから。
その場所を諦め、縄文杉からさらに200m奥に進んだところの「高塚小屋」に向かいました。
この小屋は一泊で登山する場合に寝泊まり出来る場所です。(もちろん無料開放)
到着し中はもちろん照明などなく、薄暗かったです。併せて雨のため床板は濡れてそのまま靴のまま上がりたいくらいでしたが、もちろんそれはご法度です。幾ら濡れているとは言え出来る限りキレイに使わなければなりません。
我々9人皆がなんとかその小屋に入ることが出来ると、早速2食目の弁当(登る前に食べたのと同じ)を食べ始めました。
最初食べたのはメインのおかずは「鮭」、今回は「鯖」でした。両方共私の大好物です。
弁当を食べながらふと、iPhoneの時計を見ると「11:45」と表示されました。出発してから6時間近く経っていたのです。えっ?そんなに経ったの?って在り来りな感想でしたが、その一言に尽きました。
ざっと5時間以上は歩いていたわけですから、私の人生で連続で歩いた最高記録を軽々と更新していました。
我々が食べている間、どんどん他の方も入ってきます。さっさと食べ終わって場所を空けてあげないとイケません。
小屋を出ると、まだ小雨が降っていたので出来るだけ樹の下に入り雨宿りをして、皆が食べ終わるのを待ちます。
「まぁあと下るだけだから、上るよりは楽にこなせるかな?」とまぁさほど心配はありませんでした。子供たちも元気でしたしね。
9人全員、食事が終わり「高塚小屋」を出発。また縄文杉のところで止まって改めて「また来年来るよ」としばしのお別れの挨拶をしておきました。
「さぁ下るよー」とE平さんの旦那さんの号令で一行は帰路を歩み始めたのであります。
相変わらず降り止まぬ雨の中を、、、、まったく誰や?この大雨女?(笑)
(その10につづく)
読んでいただいてありがとうございました。