まいどです。
 
電子文庫に興味アリ!です。
まだよく分からん、って感じもありますが、とりあえず試してみよう!ということで
 
 
豊平(ほうへい)文庫さんのアプリをダウンロードしてみました。
普通の文庫本で読む場合だと、光が印字された紙にあたって(反射して)それを読む、ことになりますが、電子文庫の場合はiPhoneのディスプレーが自ら光るわけで、それが明るすぎると読みづらいし、疲れるし、で大丈夫かな?と思っていたんです。
 
ところが、どっこい。めちゃ読みやすいでんがな!じゃなくて、ですやん!
全く違和感ないです!普通の本を読んでる感覚とまったく変わりません。
 
このアプリの無償版をダウンロードすれば30作品まで無料ダウンロードできるんです。で、早速いくつか貰ってきました。
 


芥川龍之介「アグニの神」
 
この短い文章の中で、これだけハラハラドキドキさせられるものなのか!と目からウロコでした。文学史なんて読んだことない!っていう方もすぐに読めちゃいますよ。この人って、やっぱり天才だったのでしょうね。
 


織田作之助「夫婦善哉」「大阪発見」
 
「大阪発見」はこのオダサクさんの「くいだおれ大阪体験記」みたいなもの。これがまた面白いんです。この方は大正初期から第二次大戦後くらいまで生きた方なのですが、今の大阪の地名とか、今も現役のお店とか紹介されていて、それで親近感が沸く、という面白さと、この方の文章そのものの面白さとが絶妙にマッチした作品です。これもすぐに読めてしまえます。
 
「夫婦善哉」はあまりにも有名。森繁久彌さんが出てた映画があったなー、くらいは私も知ってました。が、これもストーリー展開のテンポがすごく良くて、まぁ人によったらちょっと早すぎ?って感じる方もいるかもしれませんが、このテンポが私にはすごく気持ちがいいです。もしかしたら、オダサクさんは典型的「イラチ」(イライラしている人)だったかもしれませんね(笑
テンポもいいけど、ストーリー展開もすごく面白い。先が気になって仕方がない。あと、この昭和初期の時代背景も読んでいてそれを想像しながら、実は今とそんなに変わらないんじゃないの?って思えてなりません。たしかに当時からすれば機械化とかは数段上を行っているでしょうが、人々の感覚や考え方、行動とかはほとんど変わりがないような気がします。今も昔も変わりなくぅ~♪って歌ってしまいそうですが。そんな諸々のことをいっぺんに感じれるのです。いいですよー。
 
まぁそんなこんなで、これもiPhoneを持つことによって与えられたチャンス(機会)なわけで、これは感謝しなければいけません。これらの作品を無料でも図書館にまで行って借りて読もうとしたか?たぶん無理だったでしょう。
 
電子文庫はそんなチャンス(機会)をそれまで見向きもしなかった人たちに与えることが出来る、すごく素敵なものかもしれません。これからもさらに進化することを期待してます。
 
鞄の中に本が一冊入ってるくらい、さほど荷物にはならないんですがね。まぁある意味贅沢なことです。
 
 
 
今日もお越しいただき、読んでいただいて有難うございます。