Yさんのことがすごく気にかかり急いでダッシュで駆け付けたところ、Yさんがあんなに家に出ていくことを拒否していたのに、脱出するところにちょうど遭遇した。
明るいところでみるとYさんの衣服や手に巻いたさらしからかなりの出血が予想されるようなシミが、シャツだけでなくズボンにまで汚染が広がっていた。「Yさん、これ結構ひどいんと違う?今から病院に行くよ。」
「いかへんて!今から出かけるんや」
とやはり拒否。
ジュニアさんに急いで電話しYさんの状況を伝えすぐに来てくれるように伝えたところ、予想外の反応が返ってきた。
「病院に行かないとだめですか?」
いかにも渋々という反応。
Yさんの状態を告げ、そのような状態のYさんがゴミ屋敷にいるリスクを伝え再度来るように要請し、渋々ながらようやく来てくれると返事をもらった。
その間Yさんを説得しつつ応急処置を行うことにした。
さらしをはさみで切り、ポピヨンヨードで消毒し観察してみると
なんと、傷自体は小さいが奥が深く一目で外科処置がいる状態。そしておそらく一部は壊死(薄黄緑)しているようだった。さらにまだ、出血と浸出液が止まっていなかった!!
おそらく、壊死組織切開がいるか最悪切断、一番軽くて最低でも洗浄(と服薬)&ナートは必要かと思われる状態だった。
病院受診の説得午前診に間に合うだろうか?午後からは別の人の件で困難ケースの方の精神科での大切なカンファレンスの予定があった。
ものすごく焦る状況だった。
ジュニア!早く来てくれ!!と強く願った。