Yさんの家に上がりこみ、(このころはもう玄関まで来てもらえないので、入っていいか玄関で聞いて自分で上り込む)床に点々と血痕を後にし、Yさんの薄暗い部屋の中で

けがをしているYさんを発見するも、痛くもなんともないと言い張る。

「Yさんここは暗いから、外でけが見せて」

「別にいいよ。」

「どこでけがしたの?」

「どこやろなあ?おかしいねん。歩道橋わたるのに一時間かかってしまってなあ。お巡りさんが、あんたそんなじゃあ一人で帰れんでしょう?って声かけられてんけどなあ」

「Yさん私いったん職場に帰ってガーゼとか持ってくるから見せてね。病院行こうね」

「いかんでええわ。寝とるわ。」

と、いくら聞いてもいつどこでけがをしたのかわからない様子。家の中は薄暗く怪我の具合もわからない。

また感染症も怖いためいったん職場に戻り衛生材料を集めてくることにした。

施設に戻り上司に報告し、必要であれば病院に走ることを伝えそして師長さんに相談し、グローブやらなんやらいろいろお借りし急いでYさんちに駆けつけた。