日曜日、大雨の中
次男のチェスクラブに夜8時に迎えに行った。
絶対降りない誰とも話さないと確信していたので
パジャマでGo。
その帰りの出来事。
パトカーが並走しだしたかと思うと
小道までついてきた。
ん???と
思っていたら
フラッシュがピカピカと点滅し
わ、私だった。何かした???と
色々考えるけれど思い当たる節がない。
とにかく左に寄せた。
横に乗っていた次男が
「お母さんは何もしてないよ、
僕がちゃんと言う。」
と言っていたが
「いや、何も言わなくていいから。大丈夫だからね。」
と言っていたら
警察がやって来た。
コンコンコンと運転手側の窓をノックするけれど
なんてたって、運転手ドアの窓の電気の接触が悪いため
開かない。雨降りの中ドアを開ける。
「いやいや、ドア開けなくていいよ。窓ガラス下げて。」
と言われたけれど、
「いや、壊れているから。」
「あー、なるほど。
で、なんで止められたかわかる?」
「いや、全然。」
「ヘッドランプとテールランプが消えているの知ってた?」
「えぇぇ、知らなかった。」
「免許証見せて」
(名前、住所、電話番号、生年月日を聞かれて確認する。)
「じゃー、ちょっとパトカーに乗ってくれるかな?息子君もどうぞ。」
と言われた。
こんな時に限ってパジャマ・・・。
そんなこと言っている場合じゃない。
きっとポリスも気にしちゃいない。
二人で後部座席に移動。
「僕たちは、フレンドリーなポリスオフィサーだから安心して。
あと、大した事件でもないから大丈夫。」
「あー、それはよかった。」
と一応答えたけれど
低音でドスの効いた声で言われても説得力がない。
「こっちがジョッシュで僕がジョージ」
「あ、ハーイ。」
ととりあえず微妙にフレンドリーを装って挨拶をする。
書面に色々書きこんでいる。
「ごめん、書くのが長くなって。早く終わるから。」
「いやいや、こちらこそ、ありがとう。」
「日本出身?」
「イエス。」
「日本のどこ?」
「福岡。」
「おー、マイ フェイブリットプレース。」
「なぜ?(マイナーな場所なのに。)」
「おれ、9か月日本に住んでいたんだよ。大阪に。」
「おーーーー。」
「福岡にも行ったんだ。」
「わぉ。」
パトカーの後ろに座りながら微妙な心境だったけれどとにかく
唸ってみた。
「日本好きだった?」
「日本は最高だ。日本はベストカントリー!!」
「わぉ、それはよかった。」
同僚から
「マジか?知らんかったよ。」
「おー、イエス。
俺の背中には日本の寺のTatooが彫られているから。」
と話す内容と自分の置かれている状況に
違和感半端なかった。
ちなみに、同僚の腕にもしっかりTatooが彫られていた。
とポリスカーの中はなんだかえらくフレンドリーというか
日常会話になっていた。
どう見ても悪さが出来そうもないような
眼鏡にパジャマのおばちゃんアジア人が
びびってぶっ倒れないかと
気を遣ってくれていたのかもしれない。
ただ、長い間ブロ友してらっしゃる方なら
ご存じかもしれませんが、こういうのではあまり動じないのです。
彼らもトランシーバーで次の呼び出しをされていて
さようならした。
次男と「いいポリスオフィサーでよかったね。」と
何度も言いながら帰宅。
結果、14日以内に修理して警察からもらった書面を
警察署に郵送したら罰金も点数もひかれないとのこと。
木曜日が休みだから持っていこうとしたけれど
また止められたらいやだな、と月曜日の今朝
いつものガラージへ持って行ったけれど
ちゃんと火曜日までに直してくれるかは謎。
とりあえず、明日の朝一で取りに行きます。
いくらだろう・・・。