仕事が忙しい。
一人一人の証拠書類を確実にアップロードしデーターに取り込み
政府にお金の申請をするというTAなのに総務のような仕事をしています。
朝、昼、夕方、夜と100クラスあるので
申請する人も山ほど。
おまけに段取りが非常に悪いので待たされる
生徒さんはピリピリ。
私たちTAも休憩なしで必死で働くけれど限界がある。
そんな中、四十路の新人さんがやってきた。
私同様へらへら系。一生懸命馴染もうとがんばっているのがよくわかる。
そして、不安なのもよくわかるのでできるだけ助けようとした。
一緒にペアを組んだ。
この1分一秒で経済的に困っている人を助けられるならと頑張る私たち。
しかし何度も同じミスをする彼女に訂正処理に手を取られ発給が遅れる私。
私が10人こなしている間に一人相手に困っている彼女。
背後には長蛇の列。
自分が仕切っているようにスタッフに良い顔をする彼女。
彼女が手柄をあげていると思われている様子・・・。
やっぱりどこかでちくっとした。
しかたない、さわちゃん。
お天道様が見ていてくれるから、と
自分に言い聞かせる。
彼女がランチに行っている間
ランチも取らずに一人でも多くに発給したい私。
誰が見ていなくても大丈夫。
ただの偽善と言われようとできる限りがんばりたい。
昼から彼女に
「私も十分仕事がわかってきたので、サワと一緒に組むから安心して」的な
内容を言われ、(いやいや、全然してないやん・・・)いじわるさわちゃん発動。
「ほんとーーーーにごめんね。
私、一人でも多くの人にパスを発給したいのね。
で、ついつい集中して生徒さんやあなたにもついつい冷たいと思う。本当にごめん。
でも、そういう意味じゃないから分かってほしい。誤解しないでね。
お昼からはね私一人でさせてもらってもいい?
色々ミスが重なって集中できないでいる自分が不甲斐ないから。
本当にごめん。」と言ってしまった。
それから彼女は違うTAとペアを組んでいた。
で、同僚は「なぜ彼女は私のところに来たの?よくわからないけれど。
あの人仕事遅い。おまけに、彼女泣いていたんだけど、理由を聞いても答えてくれなかった。
なぜ?」
はい、私のせい。
もうちょっとどうにかしてあげればよかったのだけれど
その余裕さえなかった。
私は意地悪だな。
生徒さんには、ごめん。急いで発給したいから
怖そうに見えるかもしれないけれどそういう意味じゃないから、と
説明したら生徒さんたちは理解し応援してくれていた。