今日、生徒さん(イラン人、イラク人、シリア人)の男性生徒さん(40-50代)と

雑談したときのこと。彼らは戦争経験者。

 

私がどうしても聞きたかった質問を彼らにしてみた。

 

「政治の話をするのは失礼というのは重々承知なんだけれども

もし、話せそうだったら教えてくれる?

私はアメリカ側からのニュースでサダムフセインは悪い人っていう報道を

聞いていたのだけれど、あなたにとってサダムフセインは良い人?悪い人?」

 

すると生徒さんたちは即座に

 

「He is a good guy!」

 

と言った。

ネットで情報が得られる現在、

アメリカのやり方はかなり強引で

やばかったという情報をよく見かけた。

 

 

彼らはかたことの英語で

 

「サダムフセインが亡くなったあと

宗教間での争いごとが増え

建物も壊され今は悲惨な状態。」

 

こういうことを口をそろえて言っていた。

 

「でも、こんなこと、母国で言ったら

俺たち殺される。」

 

「ごめんね。そんなこと言わせて・・・。」

 

「いいよいいよ。大丈夫だよ。」

 

と言ってくれたが、イラク戦争も経験し

爆撃を間近で見て母国を去った彼らの気持ちは計り知れない。

 

メディアというものは

自分の目と耳できちんと判断しないといけないと

改めて思ったのだった。