臨時で、とあるクラスに入ったら

そこには戦争から逃げてきたウクライナ人と

ボランティアで実習しているロシア人がいた。

 

 

 

ウクライナ人の女性に話しかけると

片言の英語で私と子供二人だけイギリスに来た。

親も夫もウクライナだと言う。

 

 

あと一人の50代くらいの女のウクライナ人に話しかけた。

英語がほとんど話せていなかったけれど、

うっすら涙を浮かべていた。

トラウマだろう。

 

 

同じ国から来たのに

真逆の場所に座っている二人。

喋りたく理由があるのかな。

 

 

 

ロシア人のボランティア実習生(といっても四十路)も

おそらく亡命したのではないかと思う。

みんな政治によって人の運命はいとも簡単に転落していく。

溜息だ・・・。

 

 

スマホの翻訳で

「なんでもいいから何か心配なことがあったら

ルーム20に来てね。私いつでもいるから。

カレッジにカウンセリングルームもあるから。」と伝え

私の名前を書いた。

もうこのクラスに入ることはいないだろうからついつい・・・。

50近くなるとお節介にも拍車がかかる。

 

 

 

 

さて、家の窓から見えた朝7時前の朝焼け。

明るいお昼では見ることができない

日の出だけの美しい色だった。