よっぽどのことがない限り

先生には相談しないけれど

火曜日の朝は
さすがに相談することにした。




朝起きてから、夜寝る前まで
「学校行かない。学校変わる。」
妥協案も提示し、
「水曜日の朝だけお休みする。」というスズ。




水曜日の朝とT先生。

今回のキーワードだね。
 


さすがに、考えた・・・。



1、こんなに泣くならば、別に水曜日の朝だけ休んだところで、彼女の人生に支障はあるのかな?という短絡的な考え。


2、ここで休んでしまえば、ずっと休み続けるだろう…ゆくゆくはこういうことがあれば、逃げる人生になるんじゃなかろうか?この水曜日だけは何が何でも連れて行くべし!それで、嫌がるようならば、1になってもいいや、という考え。




ということで、私は2を選択。



車の中で今にも泣きそうなスズをどうにか和ませたい母。

「スズー、あのね、T先生もさ、クィーン(エリザベス女王)もね、
お母さんだって、スズちゃんも、人間なんだよ。
うんちだって、おしっこだって、するんだよ。

特大の大きなおならだってするんだから~。笑
普通の人間。なんにも変わんないのよ。
ただ、大きさ、背の高さ、歳、責任、そんなものがちょっと違うだけなのよ。

お目目も二つ。お耳も二つ。お口は一つ。
T先生だけお目目が4つもないんだよ。
怖くないんだから。大丈夫だよ。」


ぷぷぷと一瞬笑うものの
すぐへの字口に戻る。。。





 

車から降りて

私の手をぎゅっと握り
「帰りたい・・・」とつぶやくスズに
「うん、わかった。先生にちょっとだけお話しさせて。それでスズちゃんが
嫌なら帰るからさ。
もし、どうしても無理なときは、先生にお母さんにお電話してください、って言ったらいいよ。
お母さん、飛んでいくからね。」

とスズ、への字口で入室。




入室できれば、
もう大丈夫。


 

「先生、おはようございます。

実は、スズが学校行きたくないと

先週から言い続けているんです。

あまり深刻にとらえていなかったんですが

週末から、学校を変わりたい、

水曜日の朝だけ学校休むと

朝から晩まで言っていて・・・。

すみませんが、スズと話していただけますか?

よろしくおねがいします。」

「わかりました。大丈夫ですよ。
スズ、困ったことがあったら先生に言ってね。」
と、担任のW先生の言葉で安心したスズ。

私に手を振り
無事お別れできた・・・。
うん、今日は大丈夫だな。


スズ、がんばって。
私も頑張る。



つづく・・・。