天井裏換気扇の取り付け

 

この作業は12年前のこと。

 

中古の家に転居したのが27年前、天井裏の物入れスペースに入ると、

夏などは熱気が籠って、物凄い暑さでした。

そこで天井裏専用の換気扇を購入して、自分で取り付けたのでした。

 

屋根の形状は、片流れ屋根、切り妻屋根、寄棟屋根、が普通の形態だと思います。

空間の熱は上に行くほど高くなるので、片流れ屋根、切り妻屋根の場合は、

天井裏の一番高い位置に換気扇を取り付けて、その反対側に吸気口を、

設ければよいので、簡単に出来ます。換気扇、吸気口共に極小の虫が、

侵入しないように、60メッシュ位のステンレス網を、取り付ければOK.。

我が家の1階は切り妻屋根、2階は寄棟屋根、

1階はこのように西側の棟のすぐ下に排気口を、雨が降りこまないように、

フードを取り付けて、SUSの60メッシュ網を張っています。

この内部は物入れスペースで、箱型のシロッコファンを設置しています。

箱型の横から煙突のように風洞管が出ていて、出来るだけ高い位置から、

吸気するように、なっています。

この吸気口にも60メッシュの網を張っています。

アルミの蛇腹ホースで外の排気口に、繋げています。

丸い蛇腹ホースから四角へ移行するには、角丸と言うものが必要です。

角丸も自作しました。こんなことも本職です。

 

 

さて問題は2階部分です。2階は寄棟屋根なので1階の様には簡単ではない。

棟の内部の一番高い場所に1階と同様に、シロッコファンを取り付けて、

蛇腹ホースで軒天までもってくるのだが、上下の隙間が極端に狭い。

蛇腹ホースは通らない。

この排気口にも60メッシュの網を張っています。

そこで現場の寸法を採って、変形角丸を製作。

蛇腹ホースの風洞面積を狭めないように、計算ずくです。

材料は亜鉛メッキのブリキ板です。

シロッコファンはパナソニック製ですが、仮に電気店に頼んでも、

現場の寸法を採って製作することなどは、お手上げでしょう。

専門家が、中間に入って作ったら、べらぼうに高い値段になります。

ファンのコントローラーです。

夏季は1日22時間くらい、タイマーで稼働します。

色んな条件で異なってくるのは、当然のことですが、

我が家の場合は、これで部屋の温度は3℃下がりました。