夕食の献立
狭い庭に肥料は一切入れずに僅かな野菜を植えている。
活性液を潅水するだけである。
スナップエンドウ、春菊、ほうれん草、カブ、等だが、虫食いは無い。
今は雪ノ下が旺盛に成長する時期、雪ノ下が1坪くらいに、繫殖している。
雪ノ下は、桃色八重咲きの椿の木の下に広がっている。
椿の花数は多いので、下に落ちて片付けが大変である。
片付けていて、思いついたのだが、「勿体無いので喰ってやろう」
八重の山吹の木があり、これも菊の花に負けないくらい、美味いのだが、
椿の花もいけるだろうということで、喰ってみた。
雪ノ下、ほうれん草、春菊、八重椿、さきほど採ったばかり。
カブも丁度食べごろだ。カブの葉には、虫食いも無い。
茹でて冷水にとり、刻んで種類ごとに取り分けて、玉葱糀、柿酢(友人作)
炒り胡麻をふりかけ、カブは薄切りにして、塩をふっておいたもの。
それぞれの味を確かめて、食べた。
味噌汁(玉葱糀)、自作納豆(葦)、これが夕食全部。
永年の無農薬無肥料の庭である。野菜それぞれの、味が濃いのだ。
さて椿の味であるが、これは、凄い!珍味である。
菊、山吹は似たような食感であり、美味しいものであるが、
椿は花びらが厚みがあるので、歯応えがあり、他の物に例えようが無い、
食感、味である。
八重咲き、であるから5個もあれば、1人前に充分だろう。
天婦羅は一切しないのだが、天婦羅にはもってこいだろう。
この椿は30年近く前に兄が、葉挿しをして、根付かせたものだ。
今まで喰わずに勿体無いことを、してきたものだ。
勿論、雪ノ下が美味いことは、言うまでもないことです。
発想の転換、工夫次第で食い物はそこらに、あるものだ。
出来るだけ自然食で、生き延びていきたいものだ。