一生変わらないあなたの
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人生のお悩み全般を四柱推命で鑑定します。
人生のなかばを過ぎて、
自分の人生なんでうまくいかないんだろう
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あなたが自然に本来の力を発揮し
充実した輝く人生を実現するための道しるべを
心を込めてお伝えいたします。o(^▽^)o
あなたの人生を開運し道しるべを伝える
冨岡さわこ
前回の記事はこちら!
1年分のピンチをギュッと凝縮、恐怖の那珂湊(なかみなと)事件
私は20年以上前から、
過敏性腸症候群(IBS)を患っている。
IBSとは、
血液検査や大腸内視鏡検査などでは
腸に異常が認められないにもかかわらず
下痢や便秘を慢性的にくりかえす疾患である。
私の場合は
メインが下痢で展開される
通称“下痢型”だ。
日常生活に支障をきたすこの疾患、
ブログやインスタでも度々
IBSによりもたらされたピンチ事件を
ご紹介してきたが
私の輝かしいIBSの歴史の中で
最もおぞましく、
恐怖の大事件として自分史に刻まれるのが
“那珂湊(なかみなと)事件”である。
歴史の授業であれば、先生が確実に
「はい、ここテストに出まーす。」と
黒板をツンツンするであろう
“那珂湊(なかみなと)事件”。
これはIBSによる1年分のピンチを
最大限に凝縮したと言っても過言ではない、
恐怖の体験である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれは私がまだ20代の
ある日のことであった。
まだ子供たちが生まれる前のことである。
その日、世間は3連休ということで、
お天気も気持ちの良い晴れであった。
せっかくだから、
どこかお出かけでもしたいねえ
ということで、
主人と義母の3人でドライブがてら
茨城県の那珂湊(なかみなと) おさかな市場に
出向くことになった。
私は幼少期に親の転勤の都合で
関東を転々としており
茨城県にも住んでいた時期があった。
その幼少期にも何度か両親と
なかみなとを訪れた記憶があり
懐かしさとともに
ワクワクしながら
道中のドライブを楽しんでいた。
気持ちよく晴れたお天気の中での
ドライブは最高だ
道中は、すこぶる順調であった。
高速を降りるまでは。。。
3連休ということで、
那珂湊の市場に近づくにつれ、
だんだん渋滞の列ができ始めた。
最初はノロノロ、
どんどん進みが悪くなり、
とうとう全く車が
動かない大渋滞へ。
しかも田舎道で、店舗等が何もない、
両サイド住宅街という状況での大渋滞だ。
その時である。
ゴロゴロゴロゴロ・・
先ほどまで何ともなかった私のお腹は、
急激に降下を始めたのだ。
まずい・・・
慌ててバッグの中から
IBSで処方されている大量の薬を取り出すと
まとめて口に放り込む。
・・・でも、その時
私はすでにわかっていた。
お腹が 急降下し始めてから
いくら薬を服用したところで
下ってくるお腹を
静止することは
できないことを
ほとんどすすまない車の列、
どんどん降下してくる私のお腹・・・
やばい
どうしよう
でも見渡す限り、民家しかない。
こんなに進まないなら、
もしかして徒歩の方が
早いだろうか
車を降りて歩いたら、
おトイレを借りられそうな
何かのお店が見つけられるかも
でも歩いているうちに限界がきたら・・・
私は、大渋滞で
車の中で暇を持て余している
大勢の人たちの前で
公開処刑か・・
ノロノロと徒歩レベルのスピードで進む車。
降りようか・・・
それとも
このまま乗っていた方がいいのか。
でも・・・
どうしよう
やっぱり降りようか・・・
降りて歩いてみようか・・・
もしかしたら背の高い
草むらでもあるかもしれない。
そんなのがあれば
隠れられるかもしれない。。
でもそんなの無くて
ずっと民家ばっかりだったら
やっぱり渋滞の車から丸見えだ。。
けどこのままじゃ。。
あぁもうだめだ
よ、よし
イチかバチか、
車を降りるにかけてみよう
どうせこのまま車に乗っていても、
私はジ・エンドだ。
そう決意した瞬間だった。
「コンビニだ」
という主人のおおきな声。
え・・・・・
絶望の中にいた私に
光がパッと差した。
慌てて前方を確認すると
確かによく見慣れたコンビニの
看板が目に飛び込んできた。
ホントだーーーー
助かったぁ
もう少しだ。もう少しの辛抱だ
これで大惨事は免れた!
限界まで追い詰められた私だが、
神は私を見捨てなかったのですね。
痛みに耐えて
よく頑張った。
感動したと
小泉元首相がトロフィーを
渡してくれるんじゃないか。
そう思うほど私は限界を超えて耐え抜いた。
ようやくコンビニに到着。
助かった
助かった
そう思いながらコンビニに入ると、
目を疑う光景が広がっていた。
なんと、お店の一番奥にあるトイレから、
順番待ちの渋滞が
お店の入り口まで続いていたのだ。
終わった。
膝から崩れ落ちそうになった。
もうだめだ。。
ここまででもう限界だったのに。
これ以上なんて・・・。
とりあえず列の最後尾に並び、
両手で顔を覆った。
もう無理だ。
本当にもうダメだ・・・。
でも・・・
このままコンビニの
トイレの列で漏らしてしまうなんてのは
2歳児までの特権であり
20代の私がやったら
それこそここにいるすべての
見知らぬ人々の記憶に
一生残るであろう。
列からコンビニの外を見てみると、
たくさんの車が出入りしている。
そっちはダメだ。
死角がない。
ではお店の裏手は・・・
だめだ、ゴミ箱とかがあって、
わりと頻繁に店員さんが
廃棄品の処分などに
やってきたりするはずだ。
待てよ、
コンビニの後ろ側は海だな。。
このまま、まともっぽい見た目の人間が
このコンビニで漏らしてしまうなら
いっそ何かに憑りつかれたように
奇声でもあげながら走り出し、
海に飛び込んでしまおうか。
その瞬間に海中で用を足し、
「すみません、取り乱しました。」と、
何食わぬ顔で海から上がって車に
戻ってくるというのはどうだろうか
いや、それはいくらなんでも
取り乱したの一言で済む状況では無い。
考えている間にも大波小波が
私のお腹に何度も押し寄せる。
そっとしゃがんでみた。
かかとでお尻に蓋をする。
もうだめだ・・・
そっと天を仰いだ。
そして何気なく後ろを振り向いてみた。
あれ
もう後ろにこんなに並んでる・・・
気づいたらなんだかんだで
少しづつ前に進んでいるじゃん。
よし・・・。
心が決まった。
ここまできたのだから、
限界を迎えるその時まで
この列に並んで耐えよう。
そしてこの列にいながら
限界を迎えてしまった場合は、
走って海に飛び込もう。
馬鹿になろう。
そう決心し立ち上がると
静かに目をつぶって深呼吸した。
大波小波、
大波小波の連続・・・
そして、ついに、
ついに私の番が回ってきた。
私の前に入っていたのは
5歳くらいの子供であった。
のんびりでてきた子供を
押しのけることもなく
最後まで余裕をみせて振舞った。
トイレに入り、便座に座ると
内側から湧き出るほどの
大きなガッツポーズが出た。
やったぁぁ!!!
漏らさなかったぁ〜
あの瞬間なら、
ヒーローインタビューにも
饒舌に答えることができそうであった。
・・・・・・・・・・
放送席、放送席、
渋滞の中、
見事に下痢を乗り切った
さわこさんです
・・・ありがとうございますッ
厳しい戦いとなりました。
心境をお聞かせください
・・・はい。コンビニでさらに
トイレ渋滞を目の当たりにした時には
さすがにもうダメだと思ったんですけど
なんとかゴールに
たどり着けて良かったです
この戦いを振り返って、
勝利の一番のポイントは
どこだったと思いますか
・・・そうですね。
最悪の場合を想定して
それを受け入れたことで
最後の力が出せたかなと思います
この喜びを
誰に伝えたいですか
・・・はい、やはりそばで
励ましてくれた主人に伝えたいです。
素晴らしい戦いでした
おめでとうございます
・・・ありがとうございます
(妄想)
・・・・・・・・・・
これが、私の歴史に残る最大の事件、
那珂湊事件の全容である。
その後訪れた
那珂湊おさかな市場についての
記憶は一切残っていない。
これまでの数々のピンチや、
日ごろ積み重ねているピンチも
たくさんありすぎるため
もはやIBSによるピンチ自体、
すでに日常化しているという現実がある。
これからも
長いお付き合いとなるであろう
過敏性腸症候群。
なんで私だけ・・・
と悲観的になることもあるが
実はこの疾患で苦労している人たちは
世間にはかなり多く存在しているのである。
どうせ逃れられないなら、
なんとなく上から笑ってやろう。
またはIBSの同士達に
「かわいそうなやつがここにもいる」と
笑ってもらえたら本望である。
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