日本は至る所に「伝統」が隠されている。
私がまだ救いがあるかもしれないというのは遺伝子に残されたその「キオク」があるからである。
周囲を見渡すとすでに日本では充足たる国なのだ。
今日は七草の意味からそれらを解説しよう。

我が家にはテレビがない。
子どもたちが幼きころからテレビを見せようとも思わなかった。
見てる間は私は楽かもしれないが、子どもたちには失うことも多いだろう。
映像は幼ければ幼いほど使い方を考えなくてはならない。
でも実際はそこすらどうでもよく、常に大切にしていたことがあった。
それが、「経験」である。
経験を意識して生活していると自然とテレビなど使ってる暇がなかった。

1月7日の「経験」もその一つ。
そこには「伝統」や「知惠」が含まれている。

ななくさなずな
とうどのとりが
にほんのくに(とち)へ
わたらぬさきに


わらべ歌を長女妊娠中から歌っていた私は、今でも毎日その日の意味を持つわらべ歌が頭に流れる。
私を形作る世界観には、この日本の「伝統」がたくさん含まれている。

 



七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)
これらはこの時期に身近なところにある草たちである。
そして、この時期の寒さに耐えて育つ草こそ、強い力をもつ。
所謂雑草と言われる草たちは、人間が畑で育てた作物とは比べ物にならないほど豊富な力(栄養)を持っている。

本来は「人日の節句」で、五節句のひとつ。
人日とは文字通り "人の日"という意味。
中国の前漢の時代。
元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日として占いをたて、8日に穀を占って新年の運勢をみていた。
さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになった。
また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったと言われている。
そしてそれが奈良時代に日本へ伝わり、「若草摘み」という風習や「七種粥」の風習などを由来として「七草粥」に変化。
江戸時代に「人日の節句」に定められると、人々の間に定着したそうだ。

年末年始で食べすぎた胃腸を休めるためにという説もある。

これらの由来をしっかり知ることも大切だが、その上で身近に7種類の力ある植物が身近で手に入る世の中への感謝を強く感じるのが「伝統」の大切さだ。

これらの草には今の季節にちょうどよい薬効がある。
例えば「ごぎょう」。
昔はこの葉を混ぜて団子を作っていたり、乾かした葉に湯を注いでお茶にしていた。
これは、風邪予防や熱さまし、そして鎮咳薬となる。

また、「はこべら」
これは、VAが豊富なため、腹痛の薬にもなる。
そして、歯茎を元気にする力があるため、昔はこの草を使って歯磨きをしていた。

などなど

周囲を見渡すと身近には人間にとってありがたいものがありふれているのだ。
昨日も話した内容となるが、すべての物質は人間にとって異物であり、毒である。
別個体を同化するのは人間にとって何よりも負担となるのだ。
だから、余計なものはいらない。
足元の身近に広がる恵みに目を向けて、それらを活用とするもったいない精神こそ重要だ。
日本人が自然と行っていたそれこそ「伝統」である。

その意識さえあれば、安易に不安にも苛まれず、情報に惑わされることもないだろう。
今はこの「伝統」がないがしろにされているからこそ、このような世の中であると痛感する上、それは何より本来の教育がなされていない結果だと感じている。

我が家では、子どもたちが幼き頃から常に「伝統」を大切にしていた。
それにちなんだ絵本を手作りしたり、カードを作成したり。
そして必ず「経験」を大事にしていた。
1月7日ならば、
七草を実際に詰みにいったり用意し、
一つ一つを五感で確認し、
ちなんだ絵本を読み、
わらべ歌を楽しみ、
その意味や薬効を知り、
調理をしていただく。

写真のように一つ一つを大切に毎日過ごしていたし、それは今も変わらない。
私はこれらの生活の結果3人ともが3歳児IQ200~220を達成できたのだと思っている。
既存の勉強ではきっとできていなかったであろう。
だから何より大切なことは、大人が囲って余計なことをしないことである。
昨日の講演会では、それらを重点的に話させていただいた。

忙しいと思われている私だが、何より優先しているのは子どもたちとのこういった時間。
今年も時間は遅くなったが無事に七草を「経験」できた。
「伝統」こそ最上の教育であると私は思っている。

これまで蓄積した15年間の子育ての経験は何よりも宝である。
普段の生活や性格は抜けてるし、ポンコツだし、クズである自分だが、だからこそすべての人間が失敗したり何かできないことがあっても何も思わない。
ただ、皆が得意なことを活かして、助け合える世の中になるよう私は淡々と尽力するだけだ。

 

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また、自身が小田原市議会議員として活動している内容が政治的問題提起だとしたら、事業はその解決場所となれる場所にもしていくことを目的とする。

 

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