ごきげんよう!さわこです。
紀元前586年ネブカドネザル王がソロモンの神殿を破壊したとき、
バビロンの猛攻撃を生き残ったエルサレムの住民は、
炎が大切な建物を焼き尽くすのを、恐怖のあまり茫然と眺めていました。
そこはユダヤの宗教と経済の中心であり、ヤハウェの住まわれる所でした。
かつてあり得ないと思っていたことが、現実に起こったのです。
ユダの人たちにとって神殿は、自分たちの存在を保証するもののようになっていました。
神殿がお守りや縁起物のようになったので、
エレミヤはユダヤの人たちに建物ではなく、
神を信頼するように繰り返し警告しました。
「主の神殿、主の神殿、主の神殿という、むなしい言葉により頼んではならない」(エレミヤ7.4)
最終的に、かつて栄光を誇った建物に残ったのは、焼けた木と瓦礫だけでした。
(2024.1安息日ガイド副読本86頁より)
マラナ・タ
信仰が形骸化するとき、
神様は警告した通りのことが起きるままになさる。