ごきげんよう!さわこです
1年前に、読んだ本を読み返しています。
 
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日本人の99%はキリスト教を信じていない。
なぜ、日本では広まらなかったのか?
宣教師たちは、慈善事業や教育にも関与して来た。
明治時代には、日本の近代化にも貢献したが、結局のところキリスト教は定着することはなかった。
 
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主人の実家は明治時代に曽祖父母がキリスト教を信じた。
教会長老の1人であったから熱心であったと思う。
一人娘の祖母も信じた。しかし婿養子に入った祖父は信じなかった。
三人の子供のうち、主人の父である長男は、旧制中学生の時に自分から洗礼を受けた。
 
成人して見合い結婚した女性は日本古来の神道を大事にする嫁であった。
一つの家の中に、キリスト教と神道が共存した。
次第に父は教会から遠のき、教会にはクリスマスだけ家族で礼拝に行くようになったが、その子どもたちは成人すると全員がキリスト教から離れてしまった。
主人の母と兄は、昔の神道に戻っただけだと言った。
明治以降のキリスト教衰退史を地で行った家族である。
 
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私の実家は、私の洗礼から10年後に、両親が洗礼を受けた。
神棚と仏壇のある典型的日本教徒であったが、神仏を敬い大事にする精神は唯一神であるキリスト教を受け入れることに葛藤はなく聖書研究や礼拝に充足感を持っていた。
先祖が大事にしていたからと、神棚と仏壇を叩き壊し燃やすこともしなかった。
 
そのような背景を持っている私は、何故、キリスト教が日本には定着しないのか関心が深い。
私なりに何故?に対しての答えは出ていますが、それを検証したくて読んだ次第です。
 
奥書には、2019.7.10第一刷とある。
私は2023年1月に購入した。
私の疑問に答えてくれる良書だと思うので、周囲のクリスチャンたちに紹介しました。
評判良いです
 
今朝、読み返して、印象に残った箇所を投稿します。
 
以下
キリスト教は、日本でネガティブなことをやらかしたのも事実である。何冊かの本を読めば、キリスト教の悪いところを見つけるのは簡単で、いくらでも実例を挙げてこの宗教を批判することはできる。
しかし、この信仰の持ち主の中には、驚くほど純粋で、献身的な人生を送った者がいたのも事実である。
 
私利私欲からではなく、自分の教派の勢力拡大のためでもなく、二度と家族にも会わず、ただ目の前の孤児や貧者を助けるためだけに生きた人物も、少なくなかった。
19世紀後半から20世紀初頭の日本で生きた「ド・ロさま」もその一人である。
 
石川明人著 
キリスト教と日本人
ー宣教史から信仰の本質を問う
157ページより
 
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私は、高校時代の世界史の教科書からキリスト教国とキリスト教会のネガチブな面を知ることになりました。
そして、キリスト教嫌いとなりました。
 
その20年後に、聖書を読みもしないでキリスト教を嫌うのはどうなんだろうね?
と、不意に思いました。
 
その直後に、セブンスデー・アドベンチストキリスト教会の文書伝道者の訪問がありました。
そして、山形俊夫先生の預言の声通信講座を学ぶことになりました。
7カ月かけて1人で学びました。
その間、教会からの行事案内もありましたが、そもそものキリスト教会嫌いですからスルーしました。
 
しかし、最後の学びの時に、生ける神キリスト様のご臨在に触れてしまい、神様直々に信じさせられてしまいました。
神様の一本釣りで釣り上げられました。
それから、33年になります。
 
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マラナ・タ
1%の日本のキリスト者の1人の私です。
主人の曽祖父母が信じたキリスト教が、嫁の1人に飛び火しました。
私の両親は眠りに付きましたから、今は、私と息子の2人がアドベンチストクリスチャンです。