ごきげんよう!さわこです

 

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毎日のように歩く道

桑の木を見つけました。

そんなに大きくは育っていない桑の木

一本だけ。

 

実がなっているのを発見しました。

葉っぱだけだったら、気が付かなかったかもしれない。

 

たまたま、最近、桑の実の写真を見ていたものですから、わかったにすぎません。

その写真には「黒くなったら食べごろです」 とありました。

 

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「もしかしたら桑の実?」

恐る恐る口に入れてみました。

 

あまい! おいしい!

いくつか取って食べました。

 

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この実は、赤いからまだ食べられません。

 

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桑の葉は、お蚕さんが食べます。

祖父母の家には、蚕部屋がありました。

蚕の繭から、絹糸を作る所までが、その時代の主婦の仕事でした。

 

すぐ近所に機織りを生業としている方がいて、頼んでいたそうです。

仕上がったら、祖母は家族の着物を縫いました。

祖母は明治20年代生まれ。

 

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それが、祖母の代までの日本人の暮らしだったのですね。

味噌も醤油も主婦が作っていました。

台所の奥に貯蔵部屋がありました。

釣瓶の井戸がありました。

手押しのポンプもありました。

 

裏木戸を開けて、ちょっと石段を降りたら、

泉の湧く小川が流れていて、

野菜を洗ったり、洗濯物を洗ったりしていました。

 

昔の人は、今の人ができないことを、日常的にしていたのですね。

とてつもなく、すごいことのように思います。

昭和30年代頃の記憶がどんどん蘇りました。

 

かまどからプロパンガスに。

釣瓶から、ポンプに、水道に。

洗濯機、冷蔵庫、掃除機、テレビ。

祖父母の家もどんどん変わって行きました。

 

台所を一番先にリフォームしてしまいました。

祖母の台所仕事が楽になりました。

 

桑の実を、散歩に行くたびに、食べながら昔の記憶に浸ります。

時間旅行をしているみたいです。

 

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桑の木を植えてみようかな・・・

もっといっぱい桑の実を食べたい・・・