ごきげんよう!さわこです。

 

細い黒竹の向こうに見え隠れする藤の花

 

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春の祈祷週の4日目より

新たに生まれる必要がないほどの善人はいないし、

神の恵みが癒せないほど神から遠く離れてしまっている人もいない。

福音は悪人にも、自分を善人だと思っている人にも、

両方のために与えられた。

 

・・・・・ここ、ほとんどの

日本人なら、あっ!聞いたことがある。

キリスト教ではない言葉として・・・と思いながら今日の箇所を読むんじゃないかな。

 

歎異抄「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

 

これは、有名な浄土真宗の親鸞上人の高弟・唯円の言葉。

 

ここにつながってくる。

 

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悪人とは、罪人、神から離れた全人類。

さまざまなことで苦しみ、

自分の間違えた選択の故にこの苦しみがあると

自分を責めてなお苦しんでいる人、

自分が罪人・悪人であるかのように思う人、

或いは他者から世間からそう責めたられている人。

 

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自業自得と言ってしまえば簡単。

しかし、そうでもないのにもかかわらず、

苦しみの人生を歩む人もいる。

より苦しむ人に対する仏様の憐れみと希望の言葉。

 

ピンと来るのは、イエス様を知り、

聖書から神の恵みの本質を知ったクリスチャンだからこそかもしれない。

 

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仏教の中に隠れているキリストの恵みを見つけた喜びでした。

 

だから仏教の中の奥義を知った人は、ここでひとまず満足してしまうのかも。

憐れみに富み給うみほとけ様に出会った喜びで。

 

マラナ・タ

神様の憐れみは、義でもあります。

十字架は、神の義と愛の交わるところ。

十字架の影はあっても、本体は・・・?