ごきげんよう!さわこです。
 
犬は、生き物の中で、神様が人間のために、特別与えてくださった創造物のように思えます。
 

 

我が家の娘は、子供時代を振り返って、学校で辛いことがあった時、

「お母さんは気が付かなくても、犬は気づいて、そっと寄って来てくれたのよ。」

と、この子の育ての親だった黒犬のノアクロウの思い出を語ります。

 

 

 

「この子は、ノアママほどの細やかな心は持っていないけど、

あたしの妹分だわ。」

 

 

 
「ノアママの、前にいた、犬は ぬうオバサン、まるで乳母みたいだった。
妹がイヌって言えなくて、ヌウって言ったから、名前はぬうって決めたのよね。
私たち兄妹の面倒をよく見てくれて一緒に遊んでくれた。
あたしたちが小さかったから、使命感に燃えていたって言うか、自分で乳母と心得ていたみたい。」
三輪車をぐいぐい引っ張って、家の前の道を走ってくれた。
あたしたちは、順番に三輪車に乗ったわね」
 
 
我が家の犬は、ずっと雑種って決めている。
かんざぶろう→ごんべえ→ぬう→のあくろう→おじゃる
この子で5代目。
親戚の家や、友達の家に生まれた子をもらっていた。
 

 
 
犬は雑種がいちばんね。
じょうぶで、病気もしない。
でも、雄犬は、綱を引きちぎって、どっかへ行っちゃうのよ。
それには困った。帰ってきたらいいけれど、帰って来ない犬もいた。
 
それからは、雌犬に決めた。
雌犬の最初が、ぬう。
雌犬って、こんなにやさしいのかとびっくりした。
 

 

三年前、この子は、生きるか死ぬかの大病をした。

やっと、回復した時、

獣医さんは、さわこ家の愛が治したね。

もう、歳だから、これからは、室内で飼うようにしてやって、とアドバイス。

 

 

 

 

        それ以来、室内犬になってしまった。

リビングルームの一等席。ソファの上で暮らすようになった。

家族が見渡せるから、うれしいみたい。

 

 

 

 

接する時間が長くなると、知恵が発達する。

人間の言葉は、理解できる。

 

 

 

「トイレに行きたいときには、玄関に出て教えてよ」と娘が言い聞かしたら、

そうするようになった。

日に何度か、玄関に出ていく。

そして、表の庭だったり、裏庭だったり。

その日の気分。

 

 

「ねえ、見ていて。

あたし、お庭で、じょうずにおしっこもできるんだから。」

 

トイレトレーニング中の幼児のように、何度も振り返って、飼い主を見ている。

終わったら、もちろん、ほめる。

じょうずにおしっこしたね。えらいえらい。

 

 
 
 

          あたしは、もうすぐ18歳。
       今は花のセブンティーン。女子高生よ。
       来年は、ケンダイ(県大)に行こうかなあ。
 
                 でも、家事手伝いが一番向いてるかも。
                     どんな手伝いですかって?
 
    勿論、警備のお仕事よ。
    あたしは、警備隊長おじゃるひめ。
 
              お留守番は任せてね。
              お庭のパトロールもまかせてね。