ごきげんよう!さわこです。

 

私たちのSDA教会は世界伝道が盛んで世界各地に教会があります。

私たちの県にある国立大学に留学しているアドベンチストの学生は、安息日には礼拝にいらっしゃいます。

 

魚の遺伝子の研究のためにガーナから8年間研究していた女性が、いよいよ帰られることになりました。めでたく博士号をとられ、母国の大学の教授となられるのです。そして、ご家族の方が初めて来日なさいました。卒業式に出席なさるためです。

 

彼女は、聴衆の前で証をしたり讃美歌を歌われたりなど、安息日のご奉仕をお願いした時には、必ずガーナの民族衣装を着ていらっしゃいます。

 

彼女の神様への礼儀正しさを思い出した私は、「そうだ!今日は着物で行こう」と思い立ちました。

遠くガーナからいらしたご家族への何よりのおもてなしになるのではないかしら。

 

着物を着ようと思い立った年には、春夏秋冬一年間、毎日、着物生活を実行しました。

私の理想では、毎日着物生活ですが、実行するのはいささか大変です。

まず、自転車では走れない。

着物でスマートに自転車に乗れる方もいますが私には難度が高すぎます。

着物生活一年目には、バスを利用したのですが、バスの時刻表が改正されて、ちょうどの時間帯のバスがなくなりました。

 

嫁ぐときに親が用意してくれた着物は、いざ、着物を着ようと思ったときには、どれも派手になっていました。親には申し訳ない限りでした。

そんなわけでほとんどの着物は母や伯母からのおさがりです。母も伯母も喜んでくれました。

中学時代の親友は、亡くなったお姑さんの着物で私に似合いそうなのを選んでプレゼントしてくれました。そんなわけで、私は、衣装持ちなのです(笑)

 

ガーナからのお客様へのおもてなしの着物はお気に入りの藍色の結城紬にしました。

着物が地味だから、帯は真っ赤にしました。

寒い日だったので紫地にピンクと水色の絞りの花が飛んでいる羽織を着ました。

勿論、全部、母からのおさがりです。

母の趣味と私の好みが一致しているので、好きなものばかりです。

染めのたれものがいいかと思いましたが、結城紬の十字架のように見える織が、安息日礼拝にふさわしく思えたのでした。

 

自己満足かもしれませんが、ささやかなおもてなしをさせて頂けて心が弾みました。

「本で見たことがあるけれど実際の着物姿を見るのは初めてよ。記念写真をとりましょう」と喜んでくださいました。

 

マラナ・タ

私はブログに写真をアップする技術を習得していないので、皆さんに見ていただけないのは少々、残念なのですが(笑)