第4章「あなた方のために救い主が」

・ 栄光の王イエスは、外観の威光が人を引き付ける対象となることがないように、現世的な性質を持った引力によって、人々をご自分の側に引き寄せることがないように、意図されて、ご自身の栄光を覆われた。

・ 天の真理の美しさだけが、イエスに従おうと思う者をひきつけなければならない。

・ ユダヤ国民は、キリストがアブラハムの後裔としてダビデの家系からお生まれになることの証人として取っておかれたのであったのに、彼らはキリストの来臨が間近に迫っていることを知らなかった。

・ もし、イスラエルの指導者たちが義務に忠実だったら、イエスの誕生を布告する喜びにあずかることができた。しかし、そうならなかった。

・ 光を求めている者に、それをよろこんで受け入れる者に、神の見座からの輝かしい光が照り輝く。

・ イエスは、人類が4千年にわたる罪によって、弱くなっていた時に人性をおとりになった。

・ アダムの子らと同じように、イエスは遺伝という大法則の作用の結果をお受けになった。主は、われわれの苦悩と試みにあずかり、罪のない生活の模範をわれわれに示すために、このような遺伝をもっておいでになった。

・ サタンは天にいた時、神の宮殿におけるキリストの地位のことで、キリストを憎んでいた。
彼は自分自身がその地位から退けられると、ますますキリストを憎んだ。

・ 神は、イエスがすべての人と同じように人生の危険に遭い、すべての人間と同じに失敗と永遠の損失をかけて戦われることをお許しになった。

・ 神は、我々人類を、サタンの力から守り救うために、ご自分の独り子を激しい戦いと、恐ろしい危険に遭わせるためにお与えになった。ここにこそ、愛がある。もろもろの天よ、驚嘆せよ。ああ、地よ、驚け。