ごきげんよう! さわこです。

この本は、四福音書の解説書と言ってもよい本です。
26年前、バプテスマを受けてから、読もうとしましたが、聖句の引用が多くて、聖書を部分的にしか読んでいない者にとっては難解でした。
ですから、通して読むのは困難で、福音書の中でよくわからないとことに出くわしたときに、参考書のように利用してきました。あちこち読みです。

一昨年だったか、昨年だったか、わが教会の牧師が韓国の祈祷院へ研修に行ったとき、聖書と各時代の希望だけを繰り返し読み祈ったこと、イエス様への感謝があふれて涙なしには読めなかったと、しきりに勧めるのです。
分厚い本が、文庫本(上中下)となり持ち運びが便利になったのを機に「各時代の希望」通読を始めました。

今まで、何度も聖書を通読し、お説教を毎安息日にあずかり、祈祷会、家庭集会、修養会などに出席を続けて、気がつけば信仰生活も四分の一世紀。
なんとまあ、よくわかること!
あちこち部分読みでは味わえない感動があります。
上巻を読み終えて中巻に入りました。

聖書に関する本は、大好きなので国内外を問わず読み続けています。
その都度、新たな光を頂いて、理解を深め新たな気づきをいただき感動するのですが、EGホワイトの解釈は圧巻です。聖書の行間に天からの光が差して、神様御自ら解き明かしてくださっているのだと思います。
イエス・キリスト様への理解がさらにさらに深まるようです。

これから、「各時代の希望」の感動箇所を紹介していきたいと思いますが、
SDA教会員以外の方にはE・Gホワイトって、だれ? ですよね。簡単に紹介します。

エレン・G・ホワイト(1827-1915年)はセブンスデー・アドベンチスト教会の創設者の一人です。
彼女はその著作を通して、今もなお世界の何百万もの人々に大きな影響を与えています。
その著作は、5000以上の雑誌向け記事と40冊の本に及び、今日では未発表の原稿から集めたものも含め、英語では約130冊の出版物が入手可能です。
文学史全体において、彼女は女性著作家の中ではもっともその著作物が翻訳された人であり、その著作は、宗教、教育、健康などを含む、広範囲にわたるテーマを網羅しています。
代表作の『キリストへの道』は160以上の言語で訳されています。

『キリストへの道』は私も数回読み返しています。
CDにもなっていますので、寝る前に聞いたり、病気の時に聞いたりしています。
この本は世界大戦の時、アメリカの青年たちが戦地に持っていったと言われています。
日本の青年たちは『万葉秀歌』を持って行ったと学生時代に聞きました。

日本人クリスチャンは、聖書、ホワイト著作集とともに、古事記・日本書紀・万葉集にも読書熱を注がなくてはと近年思うようになりました。

共通項を見いだしてうれしくなるかもしれません。


マラナ・タ