ごきげんよう! さわこです。

日めくりカレンダーの聖句 箴言16:3
「あなたの業を主にゆだねれば、計らうことは固く立つ」
 Share your prlans with the LORD ,and you will succeed.

近年、share シェア という英語が日常的に使われるようになってきた。
シェアハウス、シェアルーム、シェアする。
シェアするに至っては、シェア+する であるから、完全に日本語化している。

シェアとは、分かち合う、共有する、と言った意味で用いているようだが、
念のために英和辞典で確認してみた。
原義は「切断・分割」
① 分け前、取り分
② 割り当て、文旦、負担
③ 役割、参加、貢献

次に国語辞典でも確認する。
広辞苑では・・・共有すること、分かち合うこと
日本語大辞典では・・・分担する・共有する・共にする・分かち合う

シェアと聞くと「分かち合う」という意味だと考えるのが一般的だが、それを「ゆだねる」と訳している。
ゆだねるとは、漢字で書くなら「委任する」ことであるが、ひらがなでの「ゆだねる」は「神にゆだねる」となって、キリスト教信仰用語の一つである。

「あなたの業を主にゆだねれば、計らうことは固く立つ」この訳を、もっとざっくばらんな日本語に直してみるなら、
「あなたの計画を主に任せてしまいなさい。そうすれば、あなたは必ず成功する!」


さらに、シェアする・分かち合うという表現で訳してみるならば、
「あなたの計画を主と分かち合いなさい(共有しなさい)そしたら、あなたは成功する」

次に「切断・分割」という原義に沿って訳してみると、
「自分の業、自分の計画を、自分から切り離してしまいなさい」となる。
つまり、自分の計画を自分の内に取り込んでしまうのではなく、自分から切り離して、主と共有しなさい」

自分の計画を主と共有するためには、自分から切り離さなくては、共有できない。
さすれば「ゆだねよ」という訳は的確であるかもしれない。

「ゆだねる、まかせる」と言った聖句を取り出してみた。
①ペトロ第一5:7
思い煩いは何もかも神にお任せしなさい。神があなたのことを心にかけてくださるからです。

②マタイ6:33
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。

③詩編37:4
主に自らをゆだねよ。
主はあなたの心の願いをかなえてくださる。
新共同訳

ところが、
新改訳は「主を己の喜びとせよ
口語訳は「主によって喜びをなせ
新共同訳での「ゆだねよ」が「喜べ」となっているのだ。

英語訳では
Delight yourself in the LORD

Delightとは、大喜び、歓喜、普通ではない喜びの意味だから、
「喜べ喜べ、大いに喜べ、主にあって」となる。

そこで、数か月前にある人のブログに書かれていたことを思い出した。
その方はin the LORD に注目しておられて、「主を」でも「主によって」でもなく、「主の内にあって」と訳した方がふさわしく、そして、Delightのヘブル語の原意は「穏やかに、柔らかに、柔軟に、豊かに」であるのだと書いておられた。

その方の解釈で詩編37:4を理解するならば
「主の内にいることは、大いなる喜びである。主の内にいることで、人は穏やかになる。柔和になる。豊かになる。主の内に喜びを持ってとどまっているならば、あなたの願いはかなえられるから、あなたは成功者となるのだ」ということか。

Share your prlans with the LORD ,and you will succeed.

あなたの計画を主と分かち合う。
あなたの計画を主に明け渡す。

主にゆだねることは、大いなる喜び。
あなたの計画を自分で握りしめるのではなく、あなたのことを一番に気にかけていてくださる主に明け渡して、主と分かち合って頂くならば、それは大いなる喜びとなる。
自分の計画を、主にゆだねる、主に明け渡すことは、あなたが主の中に入っていくこと。
主と一つになること、主とつながること。

何よりもまず、神の国と神の義を求めて生きること。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられるのだから、結果的に成功者となる。

マラナ・タ
箴言16:3=詩編37:4=マタイ6:33