ごきげんよう! さわこです。

今日は12月25日、世に言う「クリスマス」です。
日本の多くの子供たちは、目覚めると枕元にサンタさんからのプレゼントが置かれていて、「ヤッター、サンタさんありがとう!」と「ありがとう」の声があちこちの子供のいる家から湧き上がっていることでしょうね。

さて、お昼過ぎのこと、牧師夫人から電話がかかってきました。

「先ほどね、〇〇保育園の子供たちが先生と一緒にやってきたんですよ。
サンタさんにプレゼントもらったから、教会にお礼を言いに行こうって先生が言ったのですって。それでね、昨日のイブ礼拝の時のお土産のクッキーを差し上げたんですけど、よかったですか?」

残ったクッキーは、教会員の希望者に販売して教会費の足しにしようということになっていたものですから、事後報告ですが・・・と電話をくださったのでした。

「もちろん、もちろん!有意義な使い方ができて何よりでした!教会にとっても、保育園児たちの訪問は、神様からのプレゼントでしたね」

「先生や子供たちが教会に入ったことがないから、見せてくださいって、言われたのよ。
うれしかったわ。どうぞ、どうぞ、って入ってもらって、クッキーをお土産にあげたのですよ」
と牧師夫人。

その保育園には、教会員の子供が通っているわけでも無くて、保育士さんも面識はないのです。
近所にも他の教会が二件ほどあるのですが、うちの教会を選んでおいでくださった。
なんという奇遇でしょうか?

「子どもたちは、教会をサンタクロースのお家と思っているみたいでしたよ。『サンタさんはどこにいるの?』って聞かれましたから(笑)『ちょっとお出かけしているの』と答えておきました(笑)」と牧師夫人の弾む声。

あまりに可愛いお話なので、夫と娘に話しました。
娘は、「25日にはまだ、サンタさんは帰り着いていないでしょう。あちこちにプレゼントを配り続けていますからね」

クリスマスは教会の関係が深い行事であること、サンタクロースさんも教会関係者であると先生方は思っていらしたのね。
それで、クリスマスプレゼントのお礼を言いに行くのは、教会に行くのが一番だ!
となったのでしょうね。

ウイキペディアによれば、このような解説がありました。
4世紀頃の東ローマ帝国・小アジアのミラの司教(主教)、教父聖ニコラオス(ニコラウス)の伝説が起源である。
「ニコラオス」の名はギリシア語表記。ラテン語ではニコラウス。イタリア語、スペイン語、フランス語ではサン・ニコラ。イタリア語ではニコラオとも。ロシア語ではニコライ。
以下のような伝説のほか、無実の罪に問われた死刑囚を救った聖伝も伝えられている。

「ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることになる家の存在を知った。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、金貨を投げ入れる。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた」という逸話が残されている。
この逸話が由来となり、「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」という今日におけるサンタクロースの伝承が生まれている。



クリスマスプレゼントをもらったと報告してくる子供たちに「ありがとう」の感謝のこころを教えたいと保育士さんたちは考えたのですね。

「お父さんやお母さんにありがとうを言いましょうね」なんて言ったら、子供の夢は壊れてしまいます。
そこで、教会だ!と思いついたのでしょうね。

なんとも微笑ましいお話ではありませんか!

商業主義に乗っ取られたサンタクロース!と、私の中では批判精神もちらちら燃えていましたが、もっと大きな視点でサンタクロースさんのことも考えなくてはと思いました。

おさなごに「ありがとう」の感謝の気持ちを教えようとする保育士さん達って素晴らしい教育者ですね。

この機会に、教会の行事の案内なども、その保育園にもお知らせしたいと思いました。

近隣にチラシやトラクトを配っていましたが、その保育園には誰も行っていなかったと思うのです。
少なくとも私は気づかなかったのですが、真実の神様を求める魂がここにもいらしたのですね。


マラナ・タ

天のお父様に、イエス様のみ名を通して感謝のお祈りをおささげしました。