ごきげんよう! さわこです

EGホワイトは、「各時代の大争闘」の中で、キリスト教会の堕落の原因を以下のように記しています。
翻訳文は日本語として分かりにいところもあるので、私にとってわかりやすい表現に直していますが、青字は本から。黒字は私の感想です。。

堕落の原因

・ ローマ教会が聖書を抑圧した結果、不法と霊的暗黒が広がった。
サタンは聖書を遠ざけることによって教会を支配した。

・ 宗教改革のあと、宗教の自由の時代となり、聖書は自由に手に入るようになったのだが、にもかかわらず、不信仰が広がり、律法が退けられ、その結果、堕落が生じるようになった。その原因は何であろうか?

・ 聖書を民衆から遠ざけることができなくなったので、サタンは新たな手段に訴えた。
それは、神の律法はもはや拘束力がないという信仰を教会の中に導入する方法である。

・ 人間は、本来不死であり、死後も意識があるという教えによって心霊術の惑わしに門を開いた。聖書には、人の肉体は死んでも霊魂は生き続けるとは書いていない。

それはエデンの園でサタンが「善悪を知る知識の実を食べても死なないよ。神のようになれるのだよ」と、エバに言った言葉でもあった。その思想は、今も小説や詩、映画やテレビのドラマで繰り返し語られるので、多くの人々は知らず知らずのうちに、いつのまにか霊魂不滅の思想に染まっていく。「人は死んでも天国で見守ってくれるよ、星になって見守ってくれるよ、風になっていつも側に居てくれるよ」そういう思想が日常的に提供され続けている。

・ また、急速に広がっている堕落は「キリスト教的安息日」である日曜日を礼拝日として守らないことが原因であるとして、日曜日に家族で教会に行くことが人間の道徳を向上させるという主張である。

・ アメリカにおいては、禁酒禁煙運動が、日曜遵守運動としばしば結び付けられる。禁酒、禁煙それ自体は善であるが、善なる働きが誤謬を助長する運動と結合することは危険である。健全な食物に毒を混ぜるのと同じである。

・ サタンは虚偽をもっともらしく見えるようにさせるために、真理の一部を曲げた上に、虚偽を結合さるという策略を取った。つまり、日曜礼拝の神聖化と霊魂不滅という二つの重要な誤りを人々に吹き込んだ。

・ 心霊術は、現代の名ばかりのキリスト教をますますそっくりまねるようになることで大きな力を持つようになる。

・ 善を行い、神の愛を説き、十字架を掲げても、神の戒めを捨てるなら信仰を正当化できるのだろうか。
神の愛と十字架を強調する。社会奉仕や平和運動に励む。しかし、神の戒めは廃止されたという。実に巧妙ではないか。

・ つまり、サタンは近代的な形態に応じた姿に変え光の天使を装うのである。
何といっても、サタンはもともとはルシファーと呼ばれていた天使の長であるのだから。

・ 心霊術を通して、奇蹟が行われ、病人は癒され、否定できないような多くの不思議なことが行われる。これもサタンの業である。

・ 悪霊が聖書に対する信仰を告白し、教会に敬意を表すので、悪霊の働きを神の力の現れであるかのように受け入れる人々が出てくる。

敬意を表してくれると心に油断が生じる。慎重派の意見に対しては「人を疑うのは良くない。人の心の中は神様にしかわからないのだから信じて受け入れる態度こそ、神は喜ばれる。騙されてあげることで、その人が救われるならいいじゃないの。レ・ミゼラブルの司祭さんのようでなくては、それこそクリスチャンでしょう」と言う。

・ 奇蹟を神の力であると確証しているクリスチャンたちがいるので、カトリックもプロテスタントも容易に騙される。
「私はこの目で確かに見たのよ!奇蹟を見たの!百聞は一見に如かずよ」とばかりに、聖書の御言葉よりも、自分の五感に信頼を置く。手品には種も仕掛けもある。そして、サタンは人間よりも賢く優れているのである。人間をだますのは簡単なこと。

・ すべての宗教が合同し、一致していく運動が、世界を改心させるためのものであるという考えが出てくる。その考えが、天国の先触れとしての福千年期という神学を生み出した。
続く

マラナ・タ

昼休みをちょこっと活用しました。