ごきげんよう! さわこです

私たちの教会では三か月に一度、暗誦聖句大会があります。
安息日学校ガイドという聖書学習の教科書があるのですが、この教科書は全世界のSDA教会で共通です。
1年を4期に分けて、1期は3か月1課から13課まであり、それぞれの課にその週の暗誦聖句が載っています。

13の暗誦聖句を、1課から一人ずつ13課まで、暗誦聖句リレーです。
私は、最後の13課をすることになりました。


リレーのラスト選手は、責任があります!あっ!運動会と間違えた(笑)

トップなら逃げ切らなくてはならないし、2番ならトップを追い越さなくてはならないし、2位以下は、前を走る選手との距離を縮めてあわよくば,ごぼう抜き!

私は、運動は不得手ですが、単純に歩くとか走るとかは技術が要らないので好きでした。
紅白責任リレーなど、血沸き肉躍ります。

もちろん、ラストの花形選手などにはなったことは一度もありません。
けっこう、速かったのですが、球技全般が全くへたくそだったし、金づちで水泳もだめだったので、クラスメイトは私の走りの実力を認めていませんでした。(笑)

タイムが良くても「機械の故障じゃない?追い風だったのよ。さわこちゃんのときには。」という具合。
校内マラソン大会でも、目立ちはしませんでしたが、上位に食い込んでいたんですよ。

そして大人になってからは地区運動会では町内対抗の責任リレーでも実力を発揮(笑)
いやいや、今では、そんなことはいたしません。
もともと、運動系は好きではありませんから。

暗誦聖句リレーから運動会への脱線してしまいました(笑)
でも、運動会シーズンの思い出話、自慢話として、笑って読んでください。


私は、かつては13の聖句を全部暗誦していましたがもともと、覚えるのが得意ではないうえに、個人的に暗誦したい章がでてきて、(出エジプト記20章の十戒、イザヤ53章、ヨハネ福音書1章1-18節、コリント第一13章、マタイ6章25-34山上の説教、詩編23編、121編など・・・まとまったものを暗誦したくなって)13の聖句を暗誦するのと2本立てがしんどくなりました。

それで、ガイドでの暗誦聖句はさぼりがちになっていましたが、二週間前に、
「さわこさんには13課をお願いします」と言われたので2週間かけて暗誦しました。
私、覚えるのに時間がかかるんですよ。
ローマ人への手紙16章25-27節。ローマ人への手紙の最後の章、最後の節です。


神は、わたしの福音、すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります。
この福音は、世々にわたって、隠されていた秘められた計画を啓示するものです。
その計画は、今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。
この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が代々限りなくありますように。
アーメン  ローマ人への手紙16章25-27節


「神は、私の福音、すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります」

まず、福音とはなんですか?と聞かれたら、
ここの聖句から「イエス・キリストの宣教です」と答えられます。
次に、イエス様を裏切り、臆病者の弱虫のお弟子たちが、復活のイエス様に出会い、イエス様の昇天を見送り、50日後に聖霊が降って強くなり、イエス様を宣べ伝えていくように変わってきた姿を思いました。
迫害も死をも恐れぬ勇気ある信仰者になっていったのです。

「この福音は、世々にわたって、隠されていた秘められた計画を啓示するものです」

福音とはなんですか?との質問の二つ目の答えがここにあります。
「世々にわたって隠されていた秘められた計画です」
え?福音って隠されていたんですか?秘められた計画って呼ばれていたんですか?
それは、どこでわかりますか?

創世記の3章15節、ここは原福音と呼ばれているんですよ。
「・・・彼はお前の頭を砕き、お前は彼のかかとを砕く」

彼とはイエス様。お前とはサタンのことです。
彼のかかととは、十字架の死です。
お前の頭(あたま)とは、イエス様が復活なさって、死から勝利なさいました。
サタンは完全に敗北するのです。

旧約聖書を通して、そのことが予言され、預言されていますのに、人間の知恵では理解できないことでした。

聖霊による神からの知恵を頂かなくては、理解不可能なことがらですから、「世々にわたって隠されていた秘められた計画」と呼ばれるわけです。


「その計画は、今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。」

その神の計画がさらに説明されています。
「今や現されて」とは、イエス様が神の御子として赤ちゃんとしてこの地上にお降りになり、地上での3年の公生涯の後、十字架にかかられたことを表しています。

「永遠の神」神は永遠から永遠のお方!

「命令のままに、預言者たちの書き物を通して」
聖書を執筆した人たちは、神からの言葉を預かるのですから、
「預言者たちの書き物」とは旧約聖書です。

信仰による従順に導くため」とは、旧約聖書執筆の目的の説明になります。

「すべての異邦人に知られるようになりました」すべての異邦人は、私たちも含まれていいますから、聖書は極東の国、日本に今を生きる私たちのためにも書かれたんです!


「この知恵ある唯一の神に」神はどういうお方か、わかりますね。
「イエス・キリストを通して」聖なる威光にあふれる神様には、人となられたことのあるイエス・キリストを通してこそ、お会いすることができます。

だから「イエス・キリストの御名によって祈ります」って祈りますね。

こういうふうに、み言葉の意味を味わいながら、理解しながら、復習しながら、暗誦するのです。
私は、いわゆる丸覚えということができないのです。

今回は二週間かかってしまいましたが、最低でも1週間かかってしまうのは、こういうふうにしか覚えられないからなんです。

さらーと覚えると、忘れるのも早い。さらーと、抜けて行きます。
一夜漬けの試験勉強と同じです。
学生時代の、そういう勉強の仕方を今頃になって後悔しています。

でも、さら―と覚えられる人。
本もノートも、見るだけで、映像のように、写真のようにカチャッとシャッターをおろせば、
記憶に定着する秀才がいると聞いたことがありますが、

ああ、
頭のいい人がうらやましいです!

地道に忍耐強く勉強できる才能のある人にも憧れます!


マラナ・タ
与えられたものに満足して、足るを知る!
しかし、神様を知ることによって、
神様を深く知るための学習が喜びになったのは、
神様からのお恵みです。