>ごきげんよう! さわこです
「祈りの戦士」
この本は
E・M・バウンズ 著  湖浜馨 訳


いのちのことば社から1980年10月31日に発行されているので、いまから35年も前の本だ。
信仰の親友が、姉妹教会の本棚から見つけて借りて来た。
「忙しくて読む時間が取れないから、さわこさん先に読んでちょうだい」と昨日、受け取った。

昨夜は、疲労困憊していたので、早い目の夕食の後6時半にはベッドにうち倒れてしまった。
そんなわけで、早くから目覚めた私は、座禅、聖書通読、昨日届いたアドベンチストライフを読んだ後、この本をおもむろに開いた。

まず、バウンズ師の概略を読む。
次に、巻末の奥書を確認。
そして、世界史、日本史の年表を開く。


どういう人か。いつの時代に、どこで生まれて、どこの教会に属しているか。
そのころの世界情勢は? 日本はどんな時代であったか?


早く内容を読みたいのだけれど、著者の背景をつかんでおかなくては納得できない私がいる。
その時代に生きて働き、バウンズ師を用いた神様を体感したいからだ。

この本は返さなくてはならないから、線は引けない。書き込みもしてはいけない。
気になるところは付箋を貼りながら読むことにして、ノートをとることにした。

今はブログを始めたから、ノートのまとめを発信する先がある。
それまでは、私の調べたことを発表する先もなくて、消化不良を起こしそうだった(笑)

まず、世界と日本の年表。
バウンズ氏は1835-1913年の人だ。

日本では
1833-1837年は天保の大飢饉。
1837年 大塩平八郎の乱。
1839年 蛮社の獄(渡辺崋山、高野長英が殺されている)
1841年 老中水野忠邦の天保の改革
1853年 ペリーが浦賀にやってきて開国を迫る。
1854年 日本開国
1867年 大政奉還 
1869年 明治維新 
1912年 明治天皇崩御

つまりバウンズ師の生きた時代は、江戸時代の終わりから明治時代を通してであったことがわかる

世界では
1830年 フランスで7月革命
1840年 清と英国でのアヘン戦争(このことは日本人を焦らせてことだったろうね)
1848年 フランスで2月革命
1853年 クリミヤ戦争(ナイチンゲールを思い出した)
1857年 インド、セポイの叛乱(インドも英国に刃向ったのだ…うん、頑張った)
1859年 ダーウィン 種の起源
1861年 アメリカで南北戦争
1863年 リンカーン奴隷解放宣言
1864年 国際赤十字条約
1865年 メンデル 種の法則
1867年 ノーベル ダイナマイト発明、マルクス 資本論第一巻
1869年 スエズ運河開通

そして、帝国主義の時代が到来する。

1873年 ドイツ、ロシア、オーストリア三帝同盟
1874年 フランス ベトナムに進出
1875年 イギリス スエズ運河を買収
1877年 ロシア・トルコ戦争、イギリス領インドが成立

そして、アジア、アフリカの植民地化が推し進められる

1900年には欧米諸国の中国侵略
1912年 清朝滅亡、中華民国成立

世界では、帝国主義、植民地政策、キリスト教国である列強がアジア、アフリカ、アメリカ、世界中を掌握していく時代だった。

そして無神論につながりゆく思想、学問も台頭してくる。

そういう政策、国策は、キリストの精神からは遠く離れているはずだ。
バウンズ師には、そうしたキリスト教国が行っている行為をどこまで知っていたのかはわからない。
今のようにメディアは発達していなかったのだから。

ちなみにベルが電話を発明したのは、1876年バウンズ41歳の時。
エジソンが電灯を発明したのが、1879年、バウンズ44歳の時。

バウンズ師は、アメリカミズリー州生まれ。法律を学び21歳で弁護士に。
南北戦争後、説教者としてテネシー州、アラバマ州、ミズリー州で活躍。
(日本人の私はアメリカの沢山ある州がどこにあるのか知らない。そこで世界地図を開いて確認。これらの州はアメリカ南部なのだと分かる)
彼の著書は多くの教派で用いられている。


マラナ・タ
私のブログを読んでくださる方にとっては、退屈な調査かもしれない。
お付き合いくださり感謝です。 続きます。