ごきげんよう! さわこです。

先週は春の祈祷週でした。
安息日から安息日まで8日間にわたって、日本中のSDA教会あげての祈祷週です。
この祈祷週は春と秋に二回あり、祈祷週用の読物が準備されます。
普段の祈祷会にはなかなか来ることのできない信徒たちも、気合を入れて時間も健康状態もやりくりしつつ集まられます。

読み物のタイトルは「人生を劇的に変える大胆な祈り
英語の原題では「The Radical Prayer」となっています。

Radicalには、本質的、根源的、基本的、根本的という意味と、革新的、急進的という意味があります。
総合して一言で言うならば、神の視点・キリストの視点からみた大胆な祈りを捧げよう!というテーマで、自分たちの祈りを遠慮することなく祈りなさい!大胆に思いっきり祈っていいのだよ!と神様が招いておられることを確認した祈祷週だったと思います。

安息日:謙遜な嘆願者の祈りを、主は、その人に代わって、ご自身の願いとしてささげられる。真心からの祈りは、どれも天に聞かれる。

日曜日:収穫が多いとは・・・
・ 収穫とは、世の終わりに聖なる者たちが集められること、また悪人が裁かれることを意味している。
・ 収穫の働きにおいて神は人間をお用いになる。
・ 多くの人々が用意ができていて、神の国に集められるのを待っている。
・ 彼らに必要なのは福音を聞き、招きを受け入れることだけである。
・ 祈り:主よ、私たちの目を開き、主の視点から見ることができるようにしてください。主よ、私たちを主の収穫物を集めるために用いてください。

月曜日:働いている働き少ないこと、迷っている働き手がいること、失望した働き手が   いること。収穫の主は、そうした人々を、ご自分の恵みによって新たにし、聖霊によって力づけ、有用な収穫者として送り出すことができる。

④ 火曜日:収穫の主に祈る方法とは・・・
・ 我が祈りを、主に向かって、投げつけるほどに、強く祈る!真剣に祈る!嘆願する!!懇願する!叫ぶ!

・ 「どんなことでも、主よ、あなたが私に望むことを私は行います!」

・ 「あなたが私に望むところへ、私は行きます!」

・ 「職場、仕事場、家庭、学校、どこにおいてもあなたのための働き手となることを、あなたがお望みなら、私は喜んでします」

・ 「主よ、ただあなたが私に望まれることを示してください!」

・ 全時間伝道に入るとは?・・・その日、出会った人のために、すれ違った人のために、自分の目の端にとまった人のために、執り成しの祈りをささげること。

・ 祈ることによって、誰かが起こされる。自分でなくてもほかの誰かが起こされる。

・ 祈りによって、自分の人生も、誰かの人生も変えられて行く!

⑤  水曜日:主はあなたを、オオカミの群れの中に一匹の小羊として送り込まれる!
だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。

(ア) 蛇とは・・・古代近東人々は、蛇を知恵と狡猾の象徴と考えていた。蛇は敏捷で用心深い。不必要に敵に近づいたり、接触したりしない。自分から攻撃を仕掛けたりもしない。

(イ) 鳩とは・・・古代近東の人々は、鳩を純潔と忠誠の象徴とみなしていた。

(ウ) どのような障害に直面しても、イエスが私たちと共に居られます。収穫の主に全面的に信頼して働くことを学びましょう。


木曜日:「財布も袋も履物も持っていくな。挨拶をするな」とは・・・
(ア) 財布を持っていくな・・・収穫の主に革新的な信頼を寄せる必要があることを強調するため→自分自身の力に信頼しない

(イ) 袋を持っていくな・・・旅行かばんのことではない。「乞食の袋」のこと。当時の巡回教師たちは、乞食袋を持ち歩いていた。乞食袋とは人に物乞いすることを指す。
→必要なものを、回りの人に要求しない。


(ウ) 履物を持っていくな・・・履物を履いていくなではない。余分の履物を持っていくなとの意味→余分な荷を負うなということ。余分な荷物で身動きがとれなくなってはならない。

(エ) 途中で誰にも挨拶をするなとは・・・社交嫌いのススメではない。「あなたの使命から目を逸らせて、惑わされてはならない。あなたの使命を妨害するようなものが何一つあってはならない。

(オ) 魂の収穫がなされるのは、権力や力によってではなく、神の霊によってである。
「武力によらず、権力に寄らず、ただ我が霊によって、万軍の主は言われる」
ゼカリヤ4:6


金曜日
(ア) 祈り「主よ、あなたの収穫の働きに遣わしていただけることを感謝いたします」

(イ) 絶望的なまでに恐ろしくなったときの祈り:自分がどれほど恐れているかを主に申し上げること、叫ぶように祈ること

(ウ) 祈り「主よ、あなたのお望みになることならなんでもいたします。あなたのために自分の才能を生かしたいと望んでいることもあなたはご存知です。もし、そうすることがあなたの御心なら、扉を開いてあなたの導きを見させてください」

(エ) 「たとえ計画が、自分にとって大きすぎたとしても、神にとって大きすぎることはない」

(オ) 「あなたがイエスの勧告に従い、あなたを通して神に収穫の働きをしていただくとき、神もまた革新的な喜びを体験されるのです」

(カ) 「収穫の主よ、働き手をあなたの収穫の働きに送り出してくださるように、心からお願いいたします。まず、私からそれを始めることを了解します」

安息日
(ア) 心の内にある願いを私たちの神に話しましょう。
 神はじっと最もか弱き者のうめきに耳を傾けられます。

(イ) 心の奥深くにしまっておいた願い事を神の前に注ぎだしましょう。

(ウ) 呼吸するかのごとくに、歩きながらでも祈ることはできます。

(エ) 御子キリストは、私たちのための執り成しの祈りのために、ご自身をささげられ、そして父なる神はいつも御子の嘆願に耳を傾けられるのです。

(オ) 私たちが気が付かなくても、神はいつも祈りに応えてくださっている。

(カ) 神の答えは、私たちの願い通りとは限らないが、いつも私たちの益となるように答えられる。

(キ) 神は悔い改めの祈りを聞かれる。

(ク) 分かっていると罪は全部、神に告白しなさい。

(ケ) 即座に神からの応答を得られないかもしれませんが、その時には、信仰が試みられているのです。どのような時にも、揺るがず変わらない信仰かどうかを試されているのです。

(コ) 厳しく狭く暗闇の不安の中にあっても、ひたすら神を信頼しなさい。その時こそが、あなたが信仰を持つべき時、信仰を働かせるべき時なのです。

(サ) あなたを救うのは、ただキリストのいさおしであり、あなたを洗い清めるのは、ただ主イエスの血潮です。しかし、あなたの側にもなすべきことがあります。主を熱心に求めなさい。悔い改めなさい。そして信じなさい。」


マラナ・タ
神様が、私たちに何をどう祈ってほしいと願っておられるかを確認いたしました。
この祈祷週での学びを通して思っていたことは、ヘブライ人への手紙の一節です。

「だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの御座に近づこうではないか」4:16