ごきげんよう! さわこです

昨年は母が亡くなったので、日本の風習に合わせてお正月のお祝いはしない。
喪中欠礼を11月から12月の初めに出しました。
お年賀状もお休み。
おせち料理も、作らないでいようと思っていたら、夫が「今年は何を作るの?」

やっぱり作ろうか。
おせち料理は、正月の間、台所仕事に時間を割かれることなく過ごすことのできる知恵の一つ。

そう思って、お煮しめやら、黒豆やら、ごまめやら・・・
干し大根、高野豆腐、レンコンとグルテンバーガーと豆腐のあげだんご・・・
春巻き、干し椎茸や油揚げも甘辛く煮て・・・

乾物類や冷蔵庫の買い置きのもので、何品か作った。
もらった商品券で、夫の好きな正月限定の「かずのこ」「くじら」「おもち」を購入。
今年は「昆布巻き」と「きんとん」の好きな子が帰省していないので、省略(笑)

いつも食べているものとさほどの変わりはないのだけれど、お正月専用の食器とお重を使い、お雑煮が加わると、何とはなく新しい年の始まりの食卓になる。

今年、何年かぶりに作ったのは母の得意料理の「七色なます」
私が子供の時代から、母の作るおせち料理の一品だった。
嫁いで家庭を持ってからも、母が我が家の分も作って届けてくれていた。

そうだ、料理好きだった母を偲んで「七色なます」を久しぶりに作ってみよう。
出来上がって味見をしてみたら、母の味と変わらない!
母から娘に確実に伝わったおふくろの味!

七色なます、ご存知ですか?
材料
大根10センチくらい 金時人参小1本、きゅうり1本 
薄揚げ1枚、糸こんにゃく(白滝でも)1袋 干しシイタケ4枚ほど、卵二個
調味料
白ごま大4 酢大4 砂糖大3 薄口しょうゆ小
作り方
1、大根、人参、きゅうりは細く千切りにして、塩をしてからしっかり絞る
2、糸こんにゃく(しらたき)はさっとゆでて4センチくらいに切っておく
3、薄揚げは油抜きをして、開いて四角にしてから千切りに。
4、干し椎茸は水に戻して、千切りに。
5、シイタケの戻し汁に、砂糖大1、薄口しょうゆ大1、酒大1で味付けして234をさっと煮ておく
6、卵は薄焼き卵を作って千切り。
7、いりごまをすり鉢でよくすって、調味料を加えて1-5を和える。最後に錦糸卵を加えて、さっと混ぜる。

大根、人参、きゅうり、シイタケ、薄揚げ、糸こんにゃく、錦糸卵
以上で7種類。

マラナ・タ
折々に、母を思い出します。
母も同じ信仰をもって眠りにつきました。
神様、ありがとうございます。