こんにちは、サワコです
今日は、アメリカの不妊治療に対する保険についてお話したいと思います
アメリカの不妊治療、とっても高そうなイメージがありますよね?
実際に数百万かけて治療している方もいらっしゃいます。
でも!
日本も2022年の4月から一部保険適用になったそうですが、それまでは治療費は不妊治療をするカップルにとって大きな負担の一つでした。
アメリカと日本の治療費を無保険で比較した場合、アメリカの方が高くなると聞いたことがあります。
アメリカでは平均、一回のIVF(体外受精・顕微受精)サイクルで$12,000-17,000 (153~218万円、1ドル=127.9円)かかるそうです。
日本では、1回の顕微受精で25-70万円かかるらしいですが、その段階へ行くまでに人工授精などを経てステップアップで行う場合は多いと思います。
その場合、トータルの治療費はもっと高くなります。
日本で体外受精、顕微受精を経験した方のトータルの治療費は193万円というデータもありました。
しかし
幸いなことに、私の加入している保険は
不妊治療に対する保険が効きました!!
その理由はこれです!
このサイトにあるように、アメリカの15の州は保険会社に不妊治療に関する治療費も保険適用にするように定められています!そしてNJ州はその州に入っていたんです!
(やったーーーー
お隣のPA州は入っていませんでした。NJ州に住んでてよかったーー)
他の州はこちらのサイトから調べることができます!
オレンジの州は何かしら保険が効くそうなので、お住まいの州が入っているかどうかチェックしてみてください!
これがあるなしで、不妊治療のストレスがだいぶ違います。
これを知ってから、自分の職場の保険担当の方に連絡して、不妊治療専門の担当者に繋いでもらいました。
ポイントは治療を受ける前に、担当者を決めてもらい、病院と連絡をとってもらうことです
そして各保険会社によって、適応される治療法や制限が異なります。
私の場合、治療が何回できるか、どんな検査方法が保険適応なのかのパンフレットをもらいました。
ポイント制になっていて、私は2ポイント分生涯で使えるとのことでした。
ちなみに各治療のポイントは下記の通りです。
1回の新鮮胚のIVFでは1ポイント
IVF用の胚凍結は0.75ポイント
凍結胚の移植は0.25ポイント
IUI(人工授精)は0.25ポイント
未受精卵凍結は0.5ポイント
新鮮胚と胚凍結には、最初の検査、普段のホルモンチェック、内診、採卵、麻酔、精液の洗浄、精子の準備、卵子の受精、顕微受精、胚培養、胚凍結、1年間の凍結代、ハッチングの介助など、つまりはほぼ全ての基本的な処置は保険範囲内ということ!
(特別な検査は保険適応外です)
私は2ポイントあるので、凍結胚を移植できるのは全部で5回ということになります。
IUIをする場合は8回できますし、IVFとIUIを組み合わせることもできます。
(保険によっては、IUIをまず○回しないとIVFに進めない等の制約もあるそうです)
病院のファイナンス担当の方には、いい保険に入ってるわねーと褒められました(私が凄いわけでは全くないw)
ということで、私の場合は幸いにも不妊治療の保険が効いたので、金銭面に関してはだいぶ負担が減りました
といっても、全く無料で受けられたわけではなく、薬代や各治療に関してもcopayを
払いましたし、特別な検査費用は全額自腹で払いました。
実際にいくら使ったのかはまだ後日まとめたいと思います
そして、不妊治療以外の医療費(一般の産婦人科など)は適応外です。
私はJ1-Visa用の一番しょぼい保険に入っていました。
年間の保険料は無料だけど、病院にかかった場合は全額負担で、deductableが$5,000なので、5,000ドル払い切るまで自腹で、そのあとは20%の負担額になるという制度。
ちなみに不妊治療の途中で、この無料の保険から毎月数十ドル払う分、通院した場合はcopay $25のみ払うという保険に変更しました。
不妊治療には直接関わりありませんでしたが、胚移植後の鍼治療とかを考えると結果としては、こちらの保険に変更してよかったなと思います
ということで、今日はアメリカの不妊治療に対する保険に関して私の経験談をお話しさせていただきました
これは居住地や加入している保険によって変わってきますので、
治療を受ける方はぜひ確認してみてください