2024年5月20日から23日、広報委員会の視察に行ってきました。

初日は、三重県議会。副議長、前副議長、議会事務局の方々に対応していただきました。

議会への若者の関心を高めるため、みえ県議会出前講座や、みえ高校生県議会、議事堂見学等を行っているとのこと。

 三重県議会基本条例の基本方針で、情報の公開と、県民が参画しやすい開かれた議会運営を掲げ、実践していることはすばらしいです。北海道でも北広島市議会が高校生との意見交換会を行っており、若い人たちへの発信は今や当たり前で、道議会はおくれをとっています。若者が参加できる機会を積極的に作っていきたいです。

 

 

 21日、1か所目は大阪府議会。高校での出前講座では、広報委員長のアドリブで、若者のハートをガッチリつかみ、議員も身近な人と感じてもらえているとのこと。関西弁は、のりが良くて得ですね。

 2か所目は兵庫県議会。高校生への出前講座は同様。本会議中継をTVで放送していました。傍聴に出かけなくても、自宅で見れるのは気軽ですね。議会棟が耐震診断で使用できなくなり、近くにある有形文化財の公館の大ホールを借りて、本会議を行っているとのこと!?、しかも、建て替え計画は現知事が白紙にしたとか。

 演台等を毎回業者に運んでもらう費用も結構なものですから、費用対効果の考え方も様々ですね。公館も見せていただきましたが、さすが文化財だけに、しつらいや調度品もすばらしく、こうした中での本会議は映画の一場面のようかも。

 

▲本会議場として借りているホールの天井の照明

 

 

 22日、最後は茨城県議会。空港からタクシーで30分、議事堂は水戸市にある県庁舎と一体で、入口のすぐ右手に議会広報コーナーがありました。目新しい取り組みは、デジタルサイネージシステム。議員の名前のボタンを押すと、その議員の1分間メッセージ録画がディスプレイに見れる!! ほぼ等身大の上半身の画像の大きさは迫力ありました。

 

▲タッチパネルでメッセージを聞きたい議員を選ぶ

 

 

 今回は議会広報の視察だったので、議会事務局職員のほか、議員に説明していただき、議員の広報の捉え方、課題意識などを率直に聞かせていただいたことが、大変良かったです。それぞれの議会が開かれた議会を目指し、地道に取り組んでおり、素晴らしかったです。また、政策と併せて、議員の人柄や親しみやすさが、政治を若者に身近に感じてもらえる有効な方法だと実感しました。北海道議会でも、できるところから、議会が身近な存在になれるよう改善していきたい。