【9月16日~17日】

初河谷の溯行は何度も企画しているのに台風接近とか天候不良で幾度となく中止になって、昨年は八反滝の右岸巻きの途中で地蜂に襲撃されて撤退しました。僕達には縁の無い渓なんかなぁ~って思い込んでいましたが、やっと無事に溯行出来ましたわ。泉号にワンキンが乗って3人で出発しますが、名神高速道路が吹田から夜間通行止めなんで、第二京阪道路から京滋バイパス経由で瀬田ジャンクションに向かうルートも交通量が多くて渋滞していました。前夜泊地への到着時間も遅れましたが、何時ものように前夜宴会を楽しむお馬鹿なキンゴであった。2時間半程仮眠して朝の6時に無理矢理起きます。たかびんの到着を待って初河谷の出合に向けて出発しますよ。八反滝まで薮ってる遊歩道を辿って溯行開始ですわ。出て来る滝は全て右岸巻でしたね。テン場に到着するまでにロープを2か所出しました。滝が幾つか出て来ますが渓は開けていて心地よい溯行でしたね。八反滝は右岸を1時間弱で巻けましたが、次の滝の右岸巻きはロープを出したので思った以上に時間が掛りました。安全地帯に乗り上げてロープを固定して右下を覗くと簡単に登って来れそうな草付きが広がっていたので、もう少し戻って巻いた方が良かったかもです。この後も滝が出て来て楽しませてくれます。出発時間が遅かったので時間一杯まで行動して野天ですわ。薪が見当たらなくて焚火を諦めかけましが、右岸の藪の中に大きな倒木が有って、ノコギリが大活躍して焚火を満喫出来ました。翌日も出発時間がかなり遅れましたが、緑のナメ床見学ツアーを楽しんだ後、尾根越で隣の倉谷を下るんやけど結構長いのよね。倉谷の支流の支流から下りますが、それなりに小滝も現れて少しは楽しませてくれますよ。初河谷の溯行は適度に現れる大きな滝とナメ床と満天の星空と豪勢な焚火を満喫出来て素晴らしい溯行となりました。今回もお付き合いくださった仲間達に感謝です。そして紀伊半島とは雰囲気が違う沢登りを楽しめました(^_-)


【タイトル】  やっと溯行出来ました!
【メンバー】   キンゴ、めぐわんこ、たかびん、泉ちゃん
【日  程】  2023年9月15日夜発~9月17日
【天  気】  晴れ時々曇り
【場  所】  奥美濃 石徹白川・初河谷
【地  図】  二峰(1/25000)


ほな行きましょか。


八反滝までは藪っぽい遊歩道を辿りますが何回か渡渉します。薄い踏み跡が有るので分かり易いですね。八反滝の下で撮影タイムの為に小休止です。いよいよ始まりますねぇ~♪


少し戻って右岸のヤセ尾根に取り付きますが、昨年地蜂に襲撃されたルートは外しました。


ええ落口やなぁ~♪


八反滝の落口先の右岸に懸かる斜滝です。


少し平凡なゴーロ帯を進むと、両壁が立つ中に次の大きな滝が迎えてくれます。


ここで記念撮影です。やはり連帯感が必要やね。


滝前から振り返って右岸巻きルートを探ります。


ここはロープを出してモンキークライムで乗り上げますが、右下の下流方面を覗き込むと簡単に巻けそうな草付きの斜面が有りました。


巻き上がる途中での独活の花に癒されましたよ。


次にわんこちゃんが登って来ますが、何処に居るのかなぁ~。

 

ここも良い落口ですね。


ランチタイムを済ませてから開けたゴーロ帯を進むと・・・。


3つ目の大きな滝が現われました。たかびんが登りたそうにしていましたが時間も無いので右岸巻きです。


この滝の落口も悪くない。


更に進みますが右岸の壁が立派ですわ。


ほぉ~、まだ出て来るんやな。ここは滝の左をたかびんが登りますが滑ってそうなので安全の為にロープを出します。

 

結局、時間が掛っちゃいますね。


渓相が変わってから現れる門のような滝は右岸の岩棚に登って藪の中から巻きますが、たかびんはお助けを借りて左の水流際を登ります。う~ん、少しだけのタイムロスやけど薪を見つけてくれたので良しとしよう。


此処も良い落口ですね。


落口から先は滑床が伸びて行く。


時間的に此の辺りでテン場を決めるが左岸の藪の中はじゅくじゅくで却下。水流際の岩床の上が今宵のお宿です。ゲリラ豪雨に会わないように祈りましょう。薪を集めて焚火を熾してまずは乾杯やね!


焚火で米を炊いて湯を沸かす。


美味しそうな料理も出て来ますよ。


米も旨く炊けました。


たかびん沈没。こいつも器用な奴っちゃな。


キンゴは焚火の傍らでスヤスヤと眠りに就きますが・・・。


途中で眼が覚めて、0時過ぎまで満天の星空の下で焚火を楽しむのであった♪


気分は最高やわ!