【7月16日】

四国遠征の初日に鉄砲石川で弾けた翌日は西隣の坂瀬川の樽が関谷で弾けます。下流部のゴルジュは素っ飛ばして中流部からの良い所取りで楽しみました。樽が関谷は入渓地点から綺麗な滑床が広がって心が躍ります。見栄えの良い滝も沢山現れて溯行する我々を楽しませてくれました。源流部から最短ルートで避難小屋に向かいますが、猛烈な藪漕ぎとなりアドレナリンが大爆発ですわ。乗り上げたササユリの咲く稜線からの眺めは素晴らしくて藪漕ぎの苦労が一気に吹き飛びました。気持ちの良い稜線を辿って堂ヶ森からの下山は少しだけルートファインディングが必要ですが山慣れた方なら全然大丈夫だと思います。渓相は南紀の谷に似ていますが植生が全く違いますね。山容も懐が広くて四国の渓は面白いな。


朝食を済ませて移動の準備にかかります。今日はええ天気やなぁ~♪


車で移動しますが林道は途中で通行止めになっていたので、路肩の広まった所に車を停めて支度を整えて出発します。8:40


【タイトル】  素晴らしい渓と稜線
【メンバー】   キンゴ、めぐわんこ、泉、ハリ
【日  程】  2023年7月16日
【天  気】  快晴
【場  所】  四国石鎚 坂瀬川・樽ヶ関谷~堂ヶ森
【地  図】  面河渓、石鎚山(1/25000)


坂瀬川沿いの林道を進んで崩れた作業小屋を右に見て少し先から入渓すると滑床が広がり歓声をあげます。9:05


何処までも滑床が続き、乙女達も弾けています。


ジャブジャブと行きましょう。


この先から小滝や斜滝が連続します。


渓沿いに咲くミヤマカラマツ。清楚な感じがしますね。


小滝と戯れながら進みます。


何だか水の濁りが気になりますね。


左から六郎谷が入る二又を右の樽ヶ関谷に進むと登山道が渓を跨ぐ所が工事現場でした。それで水が濁ってたんやな。10:10


樽ヶ関谷に入ると渓相が変わります。まずは斜滝が出迎えてくれました。

 

そして小滝が幾つも現れますよ。
 


ハリさんが右からへつってドボンしました。7月だから泳げばええんやけど、我々には泳ぐと言う選択肢は無かった。


滝のカルテットやね。11:04


垂壁を割って落ちる滝がええ感じですわ。


次に優雅な滝が出迎えてくれました。


素敵な空間を楽しむ。11:23


更に滝が現われて感激します。11:42


此処は右から取り付いて小さく巻き気味に登りますが、安全を期してこの渓で唯一ロープを出しました。


振り返ると若い別パーティーが追いついてきていたので、何処かで先に行って貰おうと思ったけどお会いする事はなかった。


ええ落口やなぁ~。手段はどうであれ、滝の落口に立つ事が沢登りを続けている理由の一つなんやけど、落口に流れる風が心地良くて、いつかは流れる風に乗りたいと思っています。


まだまだ滝が現われて溯行する者を飽きさせませんね。
 


好きな所を登りましょう。


おりょ!? スルーしましたけどね。


ここを登れば源流部です。13:10


源流部からは藪沢となって来たので最短ルートで避難小屋に向かいますが猛烈な藪漕ぎを強いられてアドレナリンが沸き立ちます。藪を抜けると素晴らしい眺めのご褒美を頂きました。14:40


この稜線を縦走してみたいなって思いましたね。


クロヅルは地味だけど愛らしい。


稜線にはササユリが沢山咲いていて癒されますね。


稜線を黙々と登り分岐を右に登って堂ヶ森に到着しました。15:00


素晴らしい眺めやな。


ええご褒美や。


ここで大休止です。


下山は堂ヶ森から西に進んで六郎谷の右岸尾根に向けて笹を掻き分けて下ります。16:00


六分峠に錆びた道標が有りました。16:20


六郎谷沿いの踏み跡を下ります。


踏み跡は二又手前付近で不明瞭になりますが、方向を間違えなければポンと立派な道に降り立ちます。あとは林道を下って車のデポ地に戻ります。樽ヶ関谷は起承転結が纏まっていて秀渓でしたね。下山後は念願の道後温泉に向かいます。