不思議ホテル体験
澤木です。
先日の出張先でのこと。
なかなかホテルの予約が取れず、仕方なく名も知らないホテルを予約し、チェックイン。
時間は21時。
ホテルのフロントには、白い猫がぽつんと。
この時点で普通ではない空気がいっぱいです。
奥からスタッフのおかあさん(60~70代)が出てきてチェックイン手続きに入りました。
さ「カード使えますか?」
お「使えますよ」
さ「では、これで(とアメックスを出した)」
お「これはアメリカのカードですね、ここは日本だから使えませんよ(真顔で)」
さ「(面倒なことにならないように)わかりました、現金にします」
そして、
お「今緊急事態宣言が出ていますからねえ、うちのホテルも自粛をさせていただいています。ボイラーを」
さ「???ボイラー???」
お「ええ、当ホテルでは、午後10時から朝の4時までボイラーを止めさせていただいています」
さ「では夜10時以降にシャワーは浴びられませんか?」
お「はい、水になります。余熱でしばらくは温かいと思いますが」
さ「ああ、そうですか」
と、午後10時が迫っていたので、早く5階の部屋に上がってシャワーに入りました。
しかし、このホテルは古い。
綺麗に清掃はされているものの、昭和の設備や掲示物があちこちに。
もしかしたら、〇〇ホテルだったのかも知れません。
そして、翌朝チェックアウトをしようと部屋を出たら、部屋の前におかあさんが待ち構えていました(笑)。
(いつからいたの?)
本当はこのホテルは2泊予定だったのですが、怖くなってキャンセルして1泊にしました。
ホテルのフロントの奥の食堂では、宿泊客のおじいさんが朝食を食べていました。
恐らく、広く5階建てのこのホテルには、このおじいさんと私の2人だけが宿泊客だったのかも知れません。
ホテルの外に出ると、そこに昨日フロントにいた白い猫が待ち構えていました。