パーソナルトレーナーの会話術
澤木です。
昨日のブログ記事、補助の極意
に続いて、私が、弊社社員やNESTAトレーナー養成コースでレクチャーしているパーソナルトレーナーの会話術をご紹介いたします。
★★★会話術を学ぶ目的★★★
お客様が質問しやすい環境づくり
良い会話💮
①聞き役に徹している
②必要な質問量に対して、適切な回答量で返している
③明快かつ簡潔に内容を伝えることができる
④会話の構成がうまく、盛り上がりを作れる
⑤お客様の聞きやすいペースで話している
悪い会話☠
①自分の言いたい話ばかりする
(パーソナルトレーナーの基本は聞き役です)
②質問に答えられない、または話題を変えてごまかす
(「あ、この人に聞いても無駄だなー」と思われます)
③話の要点がまとまらない
(通常、無駄に長く、論点がぼやけることになります)
④会話の内容が単調でつまらない
(瞬間的に起承転結を構成できるに訓練すれば改善できます)
⑤お客様に合わせない話のペース
(本来、ペーシングといって、お客様の聞きやすいペースに合わせて話します)
悪い例での会話を続けた場合、パーソナルトレーニングの予約が取れないばかりか、日常生活でもあまり良いことがありません。
SAWAKI GYMでは、従業員の会話を常にチェックし、お客様に喜んでいただけるような会話・接客を心がけています。
今日は、もうワンポイント。
クローズド質問とオープン質問
会話を構成するとき、次の2つを考えて、『お客様がトレーナーに質問しやすい状況』を作り出します。それは、クローズド質問とオープン質問です。
クローズド質問は、はい/いいえ、または答えが一つである端的な質問です。
クローズド質問の例①
トレーナー:今のエクササイズはお尻に効きましたか?
お客様:はい
クローズド質問の例②
トレーナー:今日は朝ごはん後にプロテインは召し上がりましたか?
お客様:いいえ
一方、オープン質問は、お客様自身による説明が必要な質問です。
オープン質問の例①
トレーナー:なぜ、〇〇さんは、トレーナー養成コースを受けようと思ったのですか?
お客様:身体づくりが好きなんで、それを仕事にしようと思ったのです。
オープン質問の例②
トレーナー:〇〇さんは、どのような経路でこちらでいらっしゃいましたか?
お客様:自宅が渋谷なので、高田馬場で東西線に乗り換えてやってきました。
通常、クローズド質問とオープン質問は、混ぜて使います。
クローズド質問とオープン質問を混ぜた例
トレーナー:ベンチプレスとプッシュアップではどちらが好きですか?(オープン)
お客様:ベンチプレスが好きです。
トレーナー:なぜベンチプレスのほうが好きなのですか?(クローズ)
お客様:せっかくジムに来ているので、自宅でできるプッシュアップよりもベンチプレスがいいんです。
トレーナー:なるほど、ベンチプレスがいいんですね♪(オープン)
お客様:はい。
これはシナリオではありません。このブログは多くのお客様もご覧になっています(笑)。
あくまで、パーソナルトレーナーは、お客様のご要望にお応えするコンシェルジュのようなものですから、聞き役に徹するための、準備としての会話術なのです。
今日は、NESTA公認パーソナルトレーナー養成ゼミコースでご紹介しているテクニックの一部をご紹介させていただきました。
これからパーソナルトレーナーになりたい方、すでにパーソナルトレーナーで、もっとレベルを上げたい方、是非是非NESTA公認パーソナルトレーナー養成ゼミコースにいらしてくださいね!
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